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わたしが満員電車に乗るわけは。。。  作者: さくら色


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1/3

動き出した時間

これは私が初めて書いた作品です。

物語はすべて創作フィクションであり実在の人物や名称・事象とは無関係です。

 私はこの密閉空間が嫌い。いいえ嫌いだったと表現するのが正しいかしら?

 通学のおしくらまんじゅうは一体どこから人が沸いてくるのか不思議に思えるほど

 こんな窮屈な思いをしてみんなどこへ行くの?

 始めの頃はこの満員電車の閉塞感に耐えきれず朝食もすべて吐き出してしまいたい気分に襲われました。

 でもそれが今は、私にとって異次元の扉を開く空間になっていたのです。


 私の通う学校は中高一貫性の私立で、世間からは清楚感漂う「お嬢様学校」とも謳われています。

 制服は女性らしらを惹き立てるセーラー服ですべての女子の憧れであるかもしれません。

 襟に巻いたスカーフや背中の紋章は一目でわが校の生徒を表わしていました。

 私もこの制服に身を包んだ自分が誇らしくて、いつも背筋をピンとしながら学校へ通っていました。


 でもこれ(満員の車両)だけは中々慣れなくて、この密閉空間はとっても辛い。

 だから少し早く家を出て余裕を持ちながら空いた各駅停車に乗って回避していました。


 私の家族は父と母、それに4つ年の離れた妹が居ます。

 都心へは電車で45分ほどの住宅街に住んでいて、

成長した姉妹の為に両親が新築の家を建てそこに引っ越してきました。

そんな生活は経済的にも不自由なく私たちの暮らしぶりは恵まれていると思います。


 私の性格はどちらかと言うとおとなしめ?で趣味は読書と音楽鑑賞、アニメなんかも好きで

 ヒーローに助けられる美少女ヒロインに憧れてるかも。


 妹は私と違って活発で、時折騒いだりわがままを言ったりで大変。

 でも困ったときは頼って来て学校での悩み事なんかも相談に来たり

 妹らしいところは可愛くて良い。

だけど

 たまには一人で静かに過ごしたくって新しい家にはちゃんと姉妹別々の部屋を作ってもらいました。

 今は自分の時間が持てるのでかなり快適な住環境ですね。


 そんなある穏やかな日、

陽気に誘われて気分良く家を出ると、大事なものをバックに入れ忘れた事を思い出し慌てて家に引き返しました。

改めて駅へ向かおうとするともうすでに10分が経過しています。

 いけないっ!

 私は最寄りの駅へ向かって走り出したのです。



この物語は創作フィクションで犯罪を助長するためのモノではありません。

登場人物や出来事はそのモデルなったものがあります。

物語を読みながら頭の中でイメージを描いてお楽しみください。


それでも今、私はここに居ます。

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