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あとがき&解説

 最後までお読みいただきありがとうございました。これは「正義感あふれる勇者パーティ」を描きたくて作りました。


 展開としましては、ごくありふれた勇者もので進みます。これが長いのですが、誰もが展開が分かっちゃうよという読まれ方をされるので、当然のことながら作者側は我慢して工夫して面白く書かねばなりません。失敗していましたが。


 NTRっぽく恋人の聖女が勇者に、妹は聖騎士の男に、という胸糞展開があるかも? 感を出しながら、最後には主人公が「用無し」として決戦時に追い返されます。だいたいココからがこのタイプの作品で作者側の個性で話が違ってくるのかなと思われます。


 ラストにパーティを一人抜ける主人公、実は、これは勇者たちの友情であり、いつも追放されるような雑用係で用無しだった主人公の命を救うという事だったと分かります。この前半部が本体のラストで、涙が零れそうになる悲しい印象を残して閉幕です。


 ……と言いつつ後半に入りますと、死んだ勇者らを蘇生させるために主人公が奮闘するのですが、前半部は一ページ3000文字ほど、後半部に入ると一ページ4000~5600文字と文章量が跳ね上がります。


 これは作者の本業で人の死に直面した方々を良く観ていたからで、どうしても簡単には書けず、それでも簡潔にしながら、とはいっても結果、冗長になってしまいました。


 さっさと死者を復活させればハッピーエンドじゃない? というのと、主人公が恋人や妹のいない世界には用はないと自殺するか、色々と体験しながら心の変化を起こしていき、仲間に生かされた自分はしっかりと人生を全うする……方に舵を切ります。


 異世界であろうとも死んだら終わり。この絶対ルールがないと仲間が重傷を負って死にかけても平気になってしまい、天国で再会するなど設定すると夢物語で何でもありタイプになります。つまり、そこまでで話を終了し連載を終わらせるのが無難でしょう。


 そういった背景の中で工夫していたのですが【転移トラックの運転手】たちが苦労話をし、転送や転移の裏話を愚痴る、というネタを仕込み多少楽しい世界としました。


 作者の同時期に作った他の作品とは、同時期ゆえリンクさせ、話がグルグル回るといいなというWebならではの展開にしてあります。話に矛盾が極力出ないように各登場キャラたちに「何で知ってるの? 謎」みたいな関連する発言を多く混ぜ込んであります。じっくり読む方でないと気づかないぐらい微妙にしました(注:作者の自己満足)。分かりやすいのなら妹メロメロの家族ハグ。


 紙の書籍では出来ない展開ですね。


 時系列や次元が違っても、キャラたちは同一人物なのですが、環境のせいで性格がガラっと違っています。オレオレな性格から誠意のある真面目な青年まで、中世の西洋風なら真面目・忠誠度が高くないと生きていけませんし、今どきの高校生ならコレという感じで設定しました。


 所々で置いてあるキャラのイメージ画像ですが、これは身内の写真をイラスト化してみたものです。特徴が結構一致しているので面白くてたくさん作ってしまいました。一番似てるそっくりというオリジナル写真までも比較掲載していましたが「これヤバいよな」と判断して非公開にしてあります。


 生まれて初めて小説を書いてみて、四作品を一週間で作り上げ、やり遂げたなーっという感慨深いものから、10万字(最終的には三か月で50万字ぐらい)よく書いたなーっと思っています。


★二度とこんな無茶は出来ません。更にプロット、構成が頭の中だけ、長文一気書きの為、Web小説文法系のルールにするエネルギーはありませんでした。


 物語の細かな伏線はすべて回収してあり何処かに回答があります。

(これは予想以上に的確に上手くできたなと自分を褒めてしまいましたが、バッサリ削除した部分に含まれていたらダメじゃんと今思いました)


 元々が読み専の私ですが、もしも次に何か執筆するならもっと良くしたいと思っております。


 つたない作品でしたが、読破ありがとうございました。

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