二日目 後悔
今回から、サブタイトルに、一言つけようよと思います。
で、僕は田中、高一ではプロゴルファーサルに宮◯大輔の黒縁メガネを装着したやつみたいな見た目をしてる。家族構成は中3の妹と、父母の4人家族で、僕とは違い、家族3人とも見た目はそれなりに整っている。
二日目
今日のおかずは、と言いたいところだが、実はもう見つかっている。まぁ、お膣突け。ミスった。落ち着け。順を追って説明しよう。
僕はよく、父の部屋に忍び込む。理由は、父のB◯'zのCDを、拝借するためだ。僕も父も人が好きなのだが、中々貸してくれないので、仕方なくコッソリ借りてる。今日も、それをしようと、CDが置いている棚を物色していた。その時、見つけてしまった。ハ◯撮りと書かれたCDがしれっとあることを。僕じゃなきゃ、見逃してたね。B◯'zのことなんか忘れて、例のブツを懐にいれ、すぐさま部屋に戻った。そして、今に至る。
さぁ、やっていくとするかぁ。CDをプライヤー入れて立体音響のヘッドホンを付け、いざ参る。片手で息子を持ちながら、等速直線運動をつずけた。ただ、ひたすらに。勢いこそないけれど、この安定感もまた、新たな可能性を、感じる。出たか。気づいた時には、僕のブツはしおれ、ボールも空気が抜けて、空っぽになっていた。しかし、僕の心も空っぽになっていた。果たしてこれでいいのか。正直言うと、このハ◯撮りはなかなかの代物だ。モザイクもなく、素晴らしい。なのに、僕は安定を、求めてしまった。ダメだ。楽しさがなかった。やはり、人生刺激を求めるものだと、今気づいてしまった。でも、今からもう一度致す、元気はもうない。そう思っていると、その時だった。
「ゴールはここじゃない、まだ終わりじゃない♩」脳内でB◯'zの「兵、走る」が、流れ始めた。そうだ、ここで、諦めてたまるもんか。再びたちあがり、激しく己の限界にぶつかった。ラグビーのタックルのように。
気づくと、朝になっていた。僕には眩しすぎる朝日が差し込む部屋のベットで半裸の状態で横たわっていた。やはり、体に負担が大きかったらしい。けど、後悔はない。
登校する前に、父の部屋に例のブツを返しに行った。その時、運悪く、掃除しに、母が入ってきた。
そして、言い放った。
「あら、それまだ残ってたのね。私とパパのハ◯撮り」