『人間のアンセム』・・・『詩の群れ』から
『人間のアンセム』・・・『詩の群れ』から
㈠
人間について、思考することは、この上ない、遡及作業だな、だろうだ。
だろうだ、自己の原初を辿ることなら、一つの旅だろうだ。
だろう、意識のリールにおいて、その意識の回転速度が速まるんだろう。
そうだろう、まさに、その刹那、脳内ではアンセムが、流れているな。
㈡
それにしても、アンセム、アンセムって、お前は誰に、アンセムを送るんだい、え?
それはだな、アンセムが自動的に動く方向へ、だろうだ。
だろ、つまり、お前と言う人間のアンセムは、不可思議なんだよ。
そうだな、その不可思議、しかし、その不可思議こそが、アンセムだとは、思わないか。
㈢
だろうだろうだ、つまりは、人間のアンセムってことで、詩の群れ脱却だろうだ。
そうだろうだろうだ、意味不明通り越して、仙人出没、だろうだ。