1/2
プロローグ
初投稿です。不自然な文調等、ご理解よろしくお願いします。
...やっと、やっと見つけた。私の生きている意味を教えてくれる人。
質素なワンピースを身にまとったその背中に、私は尋ねる。
『ねえ、あなたが黄昏の使いなんでしょ？』
大昔から、人はこの世の人生を卒業したら、『冥界』に行くと言い伝えられてきた。それは決して学校で先生に教えられるわけでもなく、友人から伝え聞くわけでもなく、“ いつの間にか”心の片隅に置かれている。
それはもっぱらこの世にいる間はほとんど関係ない話かもしれない。冥界は目に見えず、誰も通じることは出来ないはずだからだ。
でも、こんな仮説があるとしたらあなたはどうするだろうか？
―不可思議な運命の答えは“ あの世界”にある―
