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ノータイトル

作者: あめ

ふと気付く

茫然と時が流れていくさま


勝手にこの地に居座り

勝手に過ぎていって


遠ざかって

戻れなくなって


どんどん 以前の手の届かないところに行って


考え巡らせた先に帰着するのは


「まあそんなもんだろう」


漠然として時は流れ

流れて


またふと気付く


そんな事を繰り返して繰り返して

そっと後ろを振り返ると随分と遠くなったような気がする


自覚しながら自覚できない

それはもう慣れたから


そういえば疲れてきて

なんだか不自由になった

頭も回らないし


ああ...長かった

これでよかったのかな...


結局帰着するのは


「でもそんなもんかな」


いくら考えても答えは変わらない

何も変わらない

それに意味を見出してくほど

馬鹿らしくなってくる


"所詮生き物だもんな"


無駄に考えるのを許されて

抗ってきた


それも一種の私たち



____今日の夜空は少し新鮮だ

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