中学編終わり
遂にこの日がやってきた。
高校受験当日。
大夢は常に400ギリギリの点数を取ってきたため、上位で合格するのは間違いないだろう。
滑り止めは受けていない。それだけ自信はある。
野球部では、同じ高校を受ける後閑や中嶋らがいる。
榛名高校は定員が少ないためかあまり志望する人はいない。
今年は野球部では志望ゼロだ。
大体は高崎市内の高校が多い。
山村恭一郎のような実力のある選手は強豪私立へ行くことになるだろうが。
既に山村は桐生第一、中山は前橋育英、玉置は健大高崎に行くことが決まっている。
あとは全員公立高校を受験する。
志望校合格率100%を目指して頑張っていたので全員がベストを尽くしてくるのは間違いない。
合格発表の日。全員が第一志望合格を果たした。
以下は選手とその進学先(部活動)である。
後閑亘秋外野手→高崎商業(陸上部)
山村恭一郎投手→桐生第一(硬式野球部)
木下拓海捕手→高崎工業(硬式野球部)
玉置真哉一塁手→健大高崎(硬式野球部)
中山淳斗一塁手→前橋育英(硬式野球部)
高橋義貴二塁手→高崎北(硬式野球部)
中嶋悠平三塁手→高崎商業(硬式野球部)
柏崎要外野手→高崎経済大付(未定)
斎藤雅也外野手→高崎工業(軟式野球部)
島崎諒太外野手→高崎商業(未定)
坂上大夢外野手はもちろん高崎商業硬式野球部だ。
恒輝もいた。大夢は彼を見つけ、話しかけた。
「合格したのか!おめでとう!」
「あぁ、これからだな。最初の大会で大暴れしてやるぞ!」
そうだ。恒輝は高校入学前から才能のある選手として注目が集まっている。
強豪私立へ行かなかったのは、なぜか。
敢えて厳しい上に部員数も100近くレギュラー争いが過熱する公立高校を選んだのか。
大夢もそうだ。なぜ陸上より野球を取ったか。
野手で行くのか投手で行くのか、それとも二刀流か。
いずれにしても高校での活躍が楽しみだ。




