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短編なんかがコッチ。

ステラ・ディスティニー

作者: Facebody

わたしはわたしは水のそこ。

わたしはいるけど人はいない。


わたしはわたしは水のそこ。

見つけくれるひとはいない。


ある日あなたがおちてきた。

お星のようなおうじさま。


ある日あなたをみつけたの。

あなたはわたしのお星さま。


あるひあなたが会いにきた。

あなたが私のさだめなの。


くらくてさびしい底だから、

おうちに帰るとないてます。


暗くてみえないそこだから、

わたしが代わりにさがしましょう。


暗くてあぶないそこだから、

わたしがあなたを守りましょう。


とまどうあなたの手をひいて、

くらいくらいそこを歩きます。

あなたとあなたと一緒なら、

どんなところも行けるでしょう。


なかよくなれば友だちさ。

うれしくなって踊ります。


好きになればこいびとさ。

あなただけを見つめます。


あなたがわたしの想いびと。

この手をはなすのゆるさない。


ながいながいときの間に、

あなたは大きくなりました。

それでもおうちは見つからない。

あなたはふしぎに思います。


だって探していないもの。

ひとりぼっちは嫌だから。


だって知らないふりだもの。

あなたがわたしの王子さま。


わたしは星にねがいます。

あなたをここから出さないで。


わたしは星にちかいます。

ずっとあなたを離さない。


くらくてみえない水のなか。

あなたがわたしを照らします。


くらいて深いみずのそこ。

あなたがわたしの宝もの。


くらいくらい水のそこ。

あなたがわたしの宝もの。


くらいくらい水のそこ……


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― 新着の感想 ―
[一言] ここに書いてごめんなさい。 ここにしか書き込めないので。 えっと、名無しのお空です。 あなたとお話したい事があります。 きっとそうしたほうが良いかな、って思いました。 ここは駄目なので、一…
2018/04/22 06:51 えっと・・・
[一言]  はじめまして。  582文字の中で、こんなに雰囲気のあるファンタジーが描けるなんて素敵…と見入ってしまいました。  それと「わたし」の「この手をはなすのゆるさない。」などの強い一途な思いが…
2015/06/27 09:56 退会済み
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