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スキル『マンション』で異世界無双 〜不労所得で一生ダラダラします。  作者: 間宮芽衣


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26/29

【26】静かな朝と、広がる街。


「ふぅー! いい朝だ」


ホテルから下を見下ろすと、街と自然、そしてスカイファームタワーが見えてなかなか面白い景色である。


「いい景色じゃのう。朝食も食べ放題だと言うし楽しみじゃ」


ペロと一緒に着替えて朝食会場に行く準備をしていると、丁度ドアがノックされた。


「カワグチ様! 一緒に朝食に行きましょう」


そう言われて、フィオナさんとペロと朝食会場に向かう。


 どうやら、チェックインの時に出てきたカードをかざすと会場に入れる仕組みらしい。


「わあっ! おいしそうですわぁっ!!」


そう言ってフィオナさんが目をキラキラさせている。


 会場にはウインナーや、スクランブルエッグ、ポテトやベーコンパンやサラダ、それにご飯や魚や味噌汁やお刺身やカレー、煮物や肉料理など色んな料理が並んでいる。


 飲み物も牛乳や数種類のジュースやコーヒーやお茶があり、奥の方にはなんとデザートやフルーツ、ソフトクリームサーバーまである。


「最高じゃのう!! いっぱい食べるわい!」


俺はまずはお盆にペロの分を取り分けたあと自分のをとりに行った。


 味噌汁やお刺身やご飯やにもの、だし巻き卵など和食を中心に取り分けた。


 フィオナさんは端から端まで全種類食べることにしたらしい。


(この人フードファイターになれそうだな)


そんな事を思いながら味噌汁をすする。

 

 味噌汁は出汁が効いており、非常に旨い。このクオリティならおそらく貴族や王族でも十分に満足してくれることだろう。


 俺はそんな事を考えながら残りの食事を平らげた。


 フィオナさんはまだ黙々とご飯食べ続けているので、俺はデザートを食べることにした。


(そうだ! パフェを作ろう)


俺はグラスの中にフルーツとコーンフレークとヨーグルトを入れてから上にソフトクリームのせて席に戻った。


「な…なんですの?! この素晴らしい食べ物は!!」


そう言ってフィオナさんが目を見開いている。


「あー、これはパフェって食べ物です…」

「絶対作りますわ!」


そう言ってめちゃくちゃ食べながら見ていた。


 食事が終わったフィオナさんはパフェを三つも作ってきた。


(…朝から食いすぎたな)


 俺はコーヒーを飲みながらフィオナさんの胃に食べ物が吸い込まれていくのをじっと見ていた。



◇◇


「グレイスさん、すみません。カフェテリアに集合できますか? 役場の位置とかデザインについて相談したくて」


マンションに戻ると俺はグレイスさんに連絡した。


「はい、今行きますね」


グレイスさんとザイルさんと十五分後にカフェテリアに集合した俺は、二人にどんな役場がいいか尋ねた。


 ちなみにペロはまだ眠いというのでお留守番だ。


「そうですね…。この街はどんどん大きくなると思うのである程度大きな建物がいいでしょう。今のところ勤めるのは文官とザイルさんだけですが、他の村からも村人達がきますし。」


「あー…ですよね。わかりました。どこら辺に作ります?」


俺が尋ねると二人が考えこんだ。


「…そうですね。出来たらマンションの近くだとありがたいです」


「私はラミアタウンから通うことになるので徒歩で行ける範囲ですとありがたいです」


その言葉に俺は少し考え込んだ後、マンションの目の前に役場を建てることにした。ついでに景観が良かったら嬉しいので、公園も作ることにした。


 三人で外に出ると俺は肩を回す。


「はー、よっこらせ。じゃあ一発、役場いきますか」


俺は手を翳してタブレット画面を出した。

…………………………………

 川口 ナツキ(28)

HP:350

MP:600

スキル:『マンション』『言語』『鑑定』『アイテムボックス』『通信』『物体移動』『公共物生成』NEW!『構成物変更』


レベル:3

スキルレベル:3

RC造マンション(エレベーター付)

スキルポイント:30

…………………………………


そして、『公共物生成』を選択すると、色んなものが出てきた。

…………………………………

Lv1:塀、柵、道路(石畳、コンクリート、れんが)、街灯、街路樹、エレベーター、看板、生垣、観葉植物、オブジェ、ベンチ、インテリアの変更

Lv2:橋、公園、噴水

Lv3:役場、図書館、病院、ギルド、兵舎

Lv4:学校(SP+5)

Lv5:???

Lv6:???

Lv7:???

…………………………………


(よし。役場だな)


──俺が役場を選択した瞬間。


ゴオオオオオオオオオ!!!


 地面が四角く光り、3階建ての役場が出現した。


「…何回見ても度肝を抜かれますな」

「そうですね…」


そう言って二人が呆然と空を仰ぎ見ている。


(どうすっかなー。なんか、マンションの目の前なのに、圧迫感あるな…。地味だし)


俺は空調は特にお金がかなるわけではないので、強化ガラスに変えることにした。


『役場を強化ガラスに変えますか?

 消費MP:5』


俺がYESを選択すると役場がキラキラと光り輝いて、スカイファームタワー同様、強化ガラス製になった。


「おー、いい感じになった」

すると、グレイスさんが嬉しそうに顔を綻ばせた。


「──これはお洒落なオフィスですね」

「グレイスさん、どうせならもっとお洒落なオフィスにしましょ」


そう言って、俺は役場の前にお洒落なオブジェと街路樹、そして噴水とベンチを出した。


「おお、これは嬉しいですな。ここのベンチでお昼は弁当を食べたいです」

ザイルさんも嬉しそうだ。


「入ってみましょうか」


そう言って三人でオフィスに入っていく。


「わあっ、素敵ですね」


二人は感動しているが、日本のオフィスを知っている俺としては物足りない。


 スキルを利用して観葉植物を置き、ソファを次々にお洒落なものにグレードアップしていく。


 カフェテリアにはマンション同様無料で飲めるドリンクバーやスープバーがあり、円形の机が並んでいる。窓際にはハンモックまであった。


 そして、カフェや食堂まで入っている。


 会議室もいくつもあり、防音になっていた。


 ザイルさんとグレイスさんは歩くたびに感嘆の声を上げている。


 オフィスにはいくつものモニターがあり、座卓の席などくつろげる環境で会議を出来るようになっている。


「…これは。こんなにいい環境で働けるなら文官達はなかなか動きたがらないでしょうな」


「そうですね…」


俺はいいオフィスを作ることができて大満足である。


「新しく村人が来たら、このカフェと食堂で働いてもらいましょ」


「そうですな…」


俺達は外に出ると、さらに俺は文官と騎士のマンションを2棟建てた。


「そういえばこの人達の家賃って…」

俺がグレイスさんに尋ねると口の端を上げた。


「給料から半額天引きと国で半額負担されますので全部家賃はカワグチ様に入りますよ?」


その言葉に俺は心の中で雄叫びを上げる。


(よっしゃあああああ!!!え、これ、俺普通にこれだけで超金持ちじゃん)


結局その日は解散になったので、俺は上機嫌でついでに公園などを作ると、コンビニに寄った。


「あ、ハーマンさんお疲れ様でーす」


久しぶりに私服のハーマンさんを見た。


「カワグチさんっ! やー、人数も増えて休めるようになったし最高。忙しくて全然ショッピングモールに行けてなかったから今日行ってみようと思って」


「おー。いいじゃないですか。映画館とかもおすすめですよ。いってらっしゃい」


俺はそう言うと、新しく入ったラミア村出身の店員さんからおでんを買った。


 部屋に戻ると、ペロが寝ていたので俺はよっかかりながら最近ハマっているRPGゲームをして遊んだ。


(そういえば、リオネルさんに最近会ってねーな。元気にしてるのかな。


 ドラゴンで勝手にこの国に入ってきていたから怒られちゃったんかな)


 次の日。セインさんから次の村──エレイン村の人達が明日の早朝引っ越しなので宜しくと電話が来た。


(…なんか、結構人口増えてきたな)


そんなことを思いながら俺は早めに就寝した。


 

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