第2話 E.S.G本部に向けて
第2話公開です!
勝が一歩足を踏み出すとカチッという音がした。
その音に合わせるかのように横から鉄球が飛んできた。
「え」
間一髪のところで高井が勝を引き戻す。
「勝手に一人で踏み出すなよ。」
「このスィッチを押すと罠が発動するようですね。」
踏んだら足元にボタンが見えるようになっていた。
「これからはこの手すりで一歩一歩確かめてかなきゃならねーな」と言ってドアの近くの手すりを取る。
そんなに簡単に壊れる代物ではないだろうに…
その4人の光景は奇妙なものだった。
先鋒の高井は右手に棒(手すり)、左手に糸剣。
その次は勝。無限弾銃。
その次は貴美。風力銃を持っている。
そしてしんがりは赤井。無限弾銃を持っている。
高井はドクロ番に入ってから10分の間に既に300個くらいの罠を見つけ、回避していた。
「やっば。罠しかないじゃん。」
「そうですねえ」
と高井が後ろを向き、つい力を込めて地面を押した途端、右から鉄球が飛んできて高井に見事ヒット!
油断していた高井はぶっ飛ばされた。
「あっ」
「油断しなきゃよかったぜぇぇぇぇぇぇ」
あっという間に高井は見えなくなってしまった
~E.S.Gサイド~
私の名は孳涯葺茗。
いうほどでもないがE.S.Gの総司令官まで出世した。
今、われらのボス、サトウ様の封印を解き、???番まで移動しているところだ。
「あっ。あれが入り口です。サトウ様。」これが私の口調だ。
「ほう。では入るぞ。」
サトウ様は隊員思いだ。
「私が先に入る。」
サトウ様が先に入り、危険がないのを確認してから、みんなに入らせる。
まず、私がサトウ様の次に入り道具の点検をする。
…やっぱり化物増幅器は同級生の貴美率いるB.S.Tがサトウ様を封印したときに壊されている。
まあこの程度なら修理できるからいいか。
「私は私の部屋で休んでいるからな。」
「はい。」
「…葺茗。入り口をカモフラワーしておけ。」
「はっ」
カモフラワーとは恐らくカモフラージュの言い間違いだろう。
そうして、新E.S.Gが誕生した。
~B.S.Tサイド~
とうとう、???番の入り口についたが入り口のドアが開かないようになっていた。
勝と赤井が押していると、
「どいて。」
と言葉の通りにすると貴美が風砲でドアをぶち抜いた。
その時、あふれていた化物が一斉に飛び出した。
勝達は後退し、各自の武器を構える。
発泡しようとした途端、化物が一気に倒れた。
B.S.Tのドローンが化物だけを殺す薬品を撒いているところだった。
「晃。ナイッス!」
「じゃあ入りますか。」
入ると真っ白い部屋だけがあった。
今回予定通りにアップできず、本当に申し訳ございませんでした
次は12月7日18時公開です。




