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第9話 湖のヌシ?

 連日の予約投稿のエラーが無いことを祈りつつ、投稿します。


 朝から少し忙しくなりました。

 起床時のペロペロ攻撃に真神まがみまで加わり、トリプルでラッシュを浴びることとなりました。


 それはさておき、エルフ達が加わったので、もう少し拠点を広げようということになった。

 木こりに徹する前鬼ぜんきに、畑を拡張する後鬼ごき

 その畑に植えるべく、薬草と野菜類を採取に行くアヤメとタマモ。

 肉類の調達は真神まがみ連合。


 お肉は結構な量があるはずだが、干し肉にすれば保存食にもなるという前鬼ぜんきの言を受け、やる気を出した真神まがみが、

「鳥の卵や魚なども調達して参ります」

 バランスを考えて狩りを行うという。


 エルフ達もまた、お世話になるばかりでは申し訳ないと後鬼ごきの畑作りに協力してくれた。


 僕だけ何もしてない?

 違うんだなぁ。

 子守りという重要な役職に就いています。

 だるまさんが転んだをレクチャーしたら、全員がはまり、昼食後も散々付き合わされる羽目に。


 お昼になろうかという時、眷属狼に追いたてられ、鶏らしきトリ達が来たのは嬉しかった。

 急遽、前鬼ぜんきに鶏小屋を作ってもらい、お昼に一旦帰ってきたアヤメとタマモに鶏の餌になりそうなものの調達をお願いしておいた。


 また、真神まがみがサケ(通常の3倍はあった)を咥えて戻って来た際に、ご報告がありますと伝えられ、昼食後にあやかしみんなに大樹のウロに集まってもらった。



「東の湖なのですが、なにやらヌシらしき面影を観察致しました」

「ヌシ? 大きいの?」

「はい。上空から確認したところ、全長10メートルほどの影が泳いでおりました」


 真神まがみは宙を駈け上がれるのね!

 それはさておき、湖にみんなで行った時は何もなかったけどなぁ。


『適性行動を取った様子はありましたか?』

「いいえ。ただ単に遊泳してただけのようでした」


 ふうむ。湖のヌシね。

 魚類や爬虫類の中には、歳を重ねると再現無く身体が大きくなるものもいると言うし。


「いずれにしろ、注意することに越したことは無いよね。みんなも十分気をつけて」

「なんなら、あちきが退治してきましょうか?」

「いや、水棲生物とは限らない。

こちらが刺激したことによって、上陸して来ることになるとちょっと面倒かな。

今は子供達もいることだし」

「子供は大事にゃ」

「そういうことならば、大人しくしておきましんしょ」


 北山の咆哮ヌシの次は東の湖のヌシか。

 南の草原にもヌシもいるんだろうか?


「しばらくは放っておこう」

 真神まがみに定期的に観察するよう依頼しておいた。


 解散した後、ナターシャに10メートルもの湖に住む生物を聞いたが、思い当たるものがいないという。

 唯一あり得そうなのがウォータードラゴンだって。

 また厄介なものがいたもんだ。


「でも、ウォータードラゴンなら20~30メートルはありそうなものなんですが」

 ウォータードラゴンは好戦的な魔物で、輸送船や軍船をよく攻撃してくるらしい。

 そもそも海中を主な生息地として活動し、川や湖などの真水にいることなど聞いたことがないとのこと。

 なんだかなぁ。



 本日の成果。

 じゃがいも・大豆・人参・大根・玉ねぎ・キャベツ・白菜の畑が仮の完成。


 小麦や米もやりたかったけど人手が足りない。

 薬草畑は変わらずそのまま。

 畑はもっと拡張したいが、限られた人数でやりくりするしかない。


 鶏13羽の確保。

 鶏小屋の完成。エサもバッチリ。


 トイレの設置。水洗では無いが、不思議術が施されており、汚物はどこか知らない世界へと消える方式。

 お風呂も設置したいが手が届かない。

 子供達もいることだし、衛生環境は整えてあげたい。


 しばらくは、拠点整備に注力するか。




 住民が増えたことによって生活面をより充実させたい主人公。

 でも、人手不足のジレンマにも囚われる。

主人公のモットー、地道にコツコツで邁進します。

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