第24話 ドラド族到着
ドラド族到着の道程は結構大変なものでしたが、割愛してます。
襲ってくる魔物も、真神の眷属狼達や八咫烏が処理してくれます。
ドラド族は歩を進めることに集中出来ました。
良かったですね。
救助してから三日目のお昼には、ドラド族を連れて、大樹の拠点に到着した。
ナターシャとハヤテ、ドアンを呼ぶ。
「すまないが、ドラド族を第二集会場に案内した後、大浴場まで連れて行って欲しい」
日本式の入浴ルールも指導してね。
その後は自由にして良いから。
同行してくれた妖達にもねぎらいを忘れない。
「君たちもありがとう。
悪いけど、夕食後に屋敷の会議室に集まって欲しい。
ドラド族への対応を話し合いたい」
「「「御意」」」
(…………御意)
トン汁の宴?も終わり、会議室にみんなが揃った。
あれ?ナターシャ、ハヤテ、ドアンの3人まで揃ってる。
疲れてるだろうから、参加しなくても良かったのに。
「そう言うわけにも参りません。
ドラド族は、わたし達と同じく住民になるかもしれませんし」
「たぶん、なるじゃろうな」
「トン汁もうまいって言ってたぞ」
ずれてるようなそうでないような発言はハヤテらしい。
「次郎殿。こやつらの言う通りだ。
あれらはここに居着きたい、と」
八岐大蛇が言うには、夕食の際におばば(代表して挨拶してきた老婆)がその旨を伝えてきた、とのこと。
『これで、エルフ13人、獣人30人、ドワーフ15人、ドラド族48人。
我ら以外に106人の住民がいることになりますね』
サトリが数字で整理してくれる。
とうとう100人を超える集落となったか。
出来ることが増えるね。歓迎すべきことだ。
「じゃあ、明日からドラド族の住居を建築していこうか。
ドラド族は2~3日休ませた後、仕事も振り分けなきゃ」
「では、わたし達3人で彼らのスキルや就きたい仕事などをまとめましょう」
「おう」
「建築土木系や職人がいたら、ワシが担当しよう」
どうやら3人が人員整理をしてくれるらしい。
「ご主人様。この際に戦闘に優れた者を選りすぐる良い機会かと存じます」
前鬼は兵士や警備員の選出をしたいようだ。
「わかった。でも、まだまだ拠点の規模が大きいとは言えない。
今は少数精鋭の戦士をチームとするくらいかな。
もしも防衛戦が起きたら、全員で防衛するだろうから」
「でしょうな。
今は10名ほどの戦闘チームを作ることとなりましょう」
「それでいこう。
前鬼に任せていい?」
「拝命致します。
ナターシャよ、戦闘スキルを持った者が居れば、私に報告を。
四日後に召集を掛ける」
「前鬼様よ、それは俺達獣人組から出しても良いってことだよな?」
「もちろん。
今いる住民含めて全てから選抜するつもりだ。
多ければ絞り込まなければならないので、先に所持スキルを含めた個人情報を提出するように」
「かしこまりました。
当然、エルフからも出します」
「ええっ……ああ、そうか。おまえも出るのか」
「当たり前でしょ。
どうせ、ハヤテも自薦で出すのはわかってるわ」
ん~と、各リーダーが全員戦闘選抜チームに入っちゃうのはどうなんだろう?
「ワシらドワーフは職人集団だからパスじゃな」
ドアンは冷静な判断が出来ていてホッとした。
「ドワーフ達は、有事の際は工兵として協力してくれれば良いよ」
「うむ。その方が面白そうじゃ」
ドアンはカラカラと笑うが、全て一流職人の工兵15名って、なかなかなもんだと思う。
「めんどくさいこと言ってにゃいで、みんなで闘えば良いにゃ」
「「「なるほど!」」」
ナターシャやハヤテ以外からも反応があった。
前鬼と真神がニヤリとしてるけど、君らはそもそも選抜対象外だからね。
「その武闘会って、ボクも出て良いんですよね?」
リント!君は大人しくそこでみんなにお茶を注いでいなさい。
そんな危ないことはしちゃいけません。
「もちろんにゃ」
アヤメー!なんてことを言うニャ!
「ええ、良いわよ。頑張りなさい」
ナ、ナターシャ、君まで。
「あら、リント。出るからには勝ちなさいな。
この屋敷代表として、負けることは許さないでありんすよ」
タマモ~、煽らないで。
リントも「はい!」じゃない!
『主様、良いではありませんか。
男子三日逢わざれば、と言いますし』
サトちゃん、今、笑ってるね~もうっ!。
ああ、ぼくの癒しが……。
結局、出たい人が自由に出場可能な武闘大会が四日後に決定した。
さらに、エキシビションマッチとして、妖達も闘うことになりにけり。
なぜだー!
余談
「ち、ちなみに、ヒルコは武闘大会に出なくても良いんだよね?」
「当たり前にゃ」
「何故にそんなご無体なことをおっしゃるでありんすか?」
違う、そうじゃない。
「かわいそう(にゃ)(でありんす)!」
あ、はい。すみません。
余談
「リントがどこまで成長してるのか、楽しみにしているわ」
「ボク、全力で行きますよ!
たとえ対戦相手がナターシャ様となったとしても」
「そうだぜ。それが漢ってもんだ。
俺も応援してやるぞ」
「あら、ハヤテ。
あなたは、わたしに勝てるようになってから言いなさいな」
「くっ!」
まだ誰の対戦相手も決まっていない。
定番の武闘大会。
これもプロットには無かった話です。
登場人物のセリフを書いていたらこうなっていました。
筆が進むとはこういうこと?




