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just like stop motion  作者: 立夏
3/7

1年目

彼からのメールは、出張で福岡にいて東京に帰るけど都合があうなら途中下車するのでわたしの最寄り駅で食事でもという誘いだった。

かなり驚いた。10年前に顔をあわせたことはあるし連絡先は交換していたけど個人的に連絡をとりあったのは大学1年のあの頃以来だった。

たいして迷うことはなかった。単純に、断る理由がないと思った。


彼が改札に姿を現した時感じたのは何故か苛立ちだった。実はあまりに久しぶり過ぎていろいろネガティブな心の準備はしていた。でもそれは裏切られた。遠目でもわかった。彼の歳の重ね方は素敵だった。嬉しくてもおかしくないのに、何故かわたしは軽いショックを、苛立ちを感じていた。その時は自分のその感情を自分でも理解できなかった。その感情がわいた理由に気づくためには時間がかかった。


わたしは何も見えていなかった。目を塞いだままだった。


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