049_蛇くんの家族計画。
「なめくじ一党という輩に喧嘩を売られまして」
端的に状況を説明する蛇くんことナギ少年です。
「よしぶっ潰そう」
軽く宣戦布をする母親と、
「都ごと滅ぼしたらいいよね?」
人類の終わりを宣言するような父親でございました。
「なめくじというか、まあ、粘液系の神族の一党だそうです、
叔父うえが言うには、結構あの国でも中枢を担うような、
一族で、亡くなるのは困るかもしれない、
後をどう埋めるのかと言う話ではあるみたいですけども?」
まあ、滅ぼす一択だよね、と同意する蛇くんで、
細かな情報を語ります。
「都の非政府系諜報組織に依頼して、
大体の勘所を調べてもらって、
一息にざっくりと、大胆に潰してやればいいのではないかな?
こう生き残りがいると面倒であるだろう?」
多頭大蛇の神様が、人の被害を考えないでいいます、
いやまあ、いくらかは考慮しているのは、
まとめで地勢ごと潰さないと言うとこでではありまして、
「久しぶりに弟に会いにいくのもいいかもなぁ、
こう、破滅の剣を振るう機会じゃないかこれは?
あれはこう、気持ち良いからなぁ」
戦闘狂な超人戦士系の発言も飛び出します。
「まあ、できれば私に任してほしいと言うところはありますね、
ちょっと、経験値的に?神様力増強的に?
美味しい案件ではあるので」
人道的とはちょっと違う観点で押しとどめる蛇くんです。
「特効だけども大丈夫かな?
いやまあ、格が違うのならまず問題はないし、
そもそも蛇は半分だから効果も薄いのか?」
ちょっと心配そうな父親、蛇神です。
「あーそうだね、蛇はなめくじが苦手と言う、
特徴は神様になっても引き継がれるわけではあるし、
いやでもなんでなんだろうね?
昔から言われているものではあるけど?」
首を捻る母親です。
「意味的なもの、情報的な記号とか、人格複合情報からの、
設定意思だと思うよ、まあ、根源が伝承に因るのは、
異形、神族、精霊系の体質と言うか性質であるから、
どこかで組み入れられたのだろうね、
大なめくじの粘液に蛇が溶かされきのこになってしまう、
と言う、やつだね」
ちょっと詳しく説明する蛇神父様です。
「その括りでいうならば、
蛙系の神族か、祖霊返りを仲間に引き入れれば、
楽になりそうなものではあるんだけど、
どうなんだろう、今、いたかな?
ちょっと調べてもらおうかな、諜報組織のおにーさんに」
思いつきを口にする蛇くんであります。
「で、どうしてそこで恨めしそうな目で見ているのかな、
娘たちよ?」
母親が部屋で適度にくつろいでいる三姉妹に声をかけます。
「「「兄様からいろんな女とか男の匂いがするの」」」
気に入らないことを素直に伝える三姉妹です、
見た目は10代半ばくらいで、蛇くんに似た、美少女ですね。
「あー、うん据え膳はいただくことにしてるから」
「「「まとめて滅ぼしちゃえばいいんじゃないかな?都?」
ここには、過激派しかいませんね。
蛇くんの家族でする処理計画でした。




