猫が見えるんデス
オカルトでミステリーでアクションコメディです
なんのこっちや⁉
第1章 猫が見えるんデス
猫が死んでいる。車道の脇に横たわり動かない。車にでも、弾かれたかな。そっと抱き上げる。軽い。外傷はない。近くに公園がある。僕は猫を抱えて公園にはいる。外灯の明かりで、この猫の柄がわかる。
三毛猫だ。
小さくて、かわいい。子猫かな❔かわいそうに。
公園の花壇の、片隅に穴を掘り、三毛猫を埋葬した。春になったら、この花壇には、綺麗な、黄色い花が咲く。花の名前は、、、
なんだっけ?
「こんなことしか、出来なくて、ごめんね。」
僕は、手を合わせた。
少林寺拳法の稽古の帰り道。僕は、ジョギングを再開して帰宅した。
「兄様、おかえり。」
妹の、アイリが出迎えてくれた。肩まである黒髪。切れ長の目。色白で、兄の僕が言うのも、変だけど、スゲェ〰美少女です。
「ただいま。」
僕は汗だくの、少林寺拳法の道着と、今、着ているジャージを洗濯機に、放り込んだ。
パンツ一丁の姿になっていると、背後に視線を感じ、振り返る。
妹の、アイリが、ジィ〰〰と、僕を見てる。
「見るな。」
「見える。」
「まだ、全部脱いでない。」
「ちがう❗猫が見える。兄様に憑いてる。」
「猫❔」
「そう、猫。兄様になついてる。猫に、なにかした❔」
「道路で、死んでいる猫を、公園の花壇に埋めた。」
「それでだ。兄様に感謝しているんだ。」
「僕になんか、取り憑かないで、速く成仏してください。と、伝えて。」
「なんで、三毛猫で、かわいいよ。」
「柄まで、見えるの。スゴいね。」
お判り、いただきましたか❔
僕の妹、赤星アイリは、見えるんデス。DEATH
死んだ人や、動物の魂が❗
霊感 バリバリの美少女なんです。
今更ながらに、自己紹介します。
僕の名前は、赤星ヒロト 17才 高校二年生
少林寺拳法 やってます。
そして、この物語の主人公 僕の妹
赤星アイリ 16才 同じ高校に通う 高校一年生
お互いに再婚した両親の、連れ子で、血は繋がってません。
だから、似てないと、よく言われます。
霊感バリバリ美少女の妹、赤星アイリと、
霊感が、全くない僕。赤星ヒロトのコンビで、
オカルトでミステリーな事件を怪決します。
のんびり書くので、よろしくお願いいたします