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距離が空いても、心は空かない

作者: 優月昏歩


雨音落ちた夜の街

一人歩く

静かな空と淡い街灯

あてはない


ひんやりとした空気を吸って

ぼんやりとした空気をはきながら

ゆっくりと歩む


想い考える君のこと

何をしているのだろうか

あれから随分と時間が経って


目に映る風景は大きく変わった

君自身もまた 変わってしまっているだろうか


私たちがまだ小さかった頃

世界という漠然としたものに

何度もつまづいて


そのたびに泣き虫だったあなたは私のところへ来ては

泣きじゃくり

ああだこうだたくさん喋っては

気づくと

幸せそうな顔を浮かべて眠りについている


一つ一つにがむしゃらで

嫌だったら泣き

楽しかったら笑い

生きることに素直だった


今の私はどうだろう

今のあなたはどうだろう


大人になって色んなことを知って

昔ほど夢を抱けなくなってるかもしれない

知ることは想像を失うこと

なんてちょっとおかしな話だ


それでも生きれるのは

夢より確かな あなたがこの世界に生きてる

そんなみじかな希望があるから

ありがとう


君を知って 恋を知った

あの頃の想いは 今でも

色褪せることなく思い出せます


私は結局あなたに想いを伝えれれず

学生時代は過ぎて

今でも時よりアルバムを開いては

あなたを探してしまいます


まだ心はあの頃にしがみついていて

青くさいままです


いい加減前を見て歩き出さないと


私は歩く

雨音落ちる夜の街を

静けさと淡い街灯に照らされながら

一歩一歩明日へ向かって

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