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プロローグ 心の屍の山があった。
幼きながらも、故郷の町が消滅したと、気付いた。
空地に車を止め、誰もいない町を歩く。昔の商店街にあった温もりは、人々と共に消えてしまい、私の心には虚しさだけが残る。かつて、私が走り回った住宅街からは、無関心と冷たさの二つだけを感じる。
錆びついたドアを開けると、視界を大量の埃が遮り、不愉快の外にはなかった。曾祖父の遺品を整理しているとき、汚れた段ボールの中から、手厚く保管された日記がいくつもあった。ノートの表紙は、西暦2020年と記されている、80年前の汗と涙が染みついた苦労がそこにあった。
人気が出たら続きを書きます。




