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06 お嬢様:やらかす
プレゼンを終えたタツヤの前で、メグミは微笑みながらも視線を鋭く光らせた。
「ふふ、すごいわね、あなたのプレゼン……」
周囲の聴衆が息をのむ中、彼女はうっとりと聞いていたが、すぐに眉をひそめる。
「……ちょっと、今の発言はどういうつもり?」
青二歳の若手外交官が、えらそうにツッコミを入れる。
メグミは鼻で笑う。
「あなた、まだまだ青いわね。
でも安心して、私がちょっと教育してあげる。」
彼女は端末を操作し、外交部長官に即座に接続。
「はい、あんたとこの部下が、うちの切り札企業に難癖つけてたわよ。
しつけがなっていないわね。」
画面の向こうで長官が微かに眉をひそめる。
「次の選挙、どうしましょうかしら?」
青二歳はびくりと身を固める。
「はい、申し訳ありません。あいつは地方で勉強させます。」
メグミはにっこり微笑んでうなずく。
「そう、じゃよろしく。期待してるわ。」
会社は一気に宇宙企業へ駆け上がった。
予想より、早く、予想より、高く 一流を超えてしまった。




