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続 The Lily 前世の記憶は邪魔である   作者: MAYAKO
第二章 魔大陸編
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【第11話】 魔大陸と魔族     

今晩は。

投稿です。

(まず、私は勇者小角の魂の一つを持っている)


 ……意味不明なんですけど?


(勇者や魔王は意思が強く、大きいんだ)


 まあ、そうでしょうね。


(あまりの大きさ故に、分裂というか増殖というか、より大きな成長をめざして、魂が別れ増えるんだ)


 え?細胞分裂?


(一説には元々の魂が、大きすぎて、一つの魄に、肉体に収まらず、別れて生まれ変わるという話もある、どう?)


 どうと言われても。


(信じる?)


 どうだろう?まあ、賢者ミントのお話し、おおむね。

 でもそれって、思い過ごしとか言われないの?

 うーん、にわかには信じがたい、これが本音だ。


(あははっ、そうだね、あぶない人物として警戒されそうだ、その点はホルダーアキ、君と同じだよ。自称ホルダーは沢山いる。まあほとんどが偽物だけど)


 ……幾つに別れるの?無数に別れて貰うと困るわ。


(ふふっ)


 え?なにかおかしいこと、言った?

 周りのメンバーは、静かに私達の念話を感知している。

 真剣なお話しなのだが、楽しんでいるようにもみえる。


(キング季羅が同じ質問をしたよ、生まれ変わっても親子は親子なのかな?)


 えええっ!?お父さん、知っているの!?


(概ね4つだよ、荒、奇、和、幸)


 名前もあるんだね。


(美観さん、玲門さん、僕を見て、どう思った?正直に話してくれ)


(……兄と感じました)


 え?そうなの玲門?


(私は弟かな?あ、ここにいたんだって、なぜか思った)


(二人は、勇者小角のナノマシンに感染しているからね、繋がりが出来ているんだ。そこで僕と出会って、どう判断したらいいか分からない。で、美観さんは弟と変換して感じ、玲門さんは兄と変換して感じたのさ。そこでだ、ホルダーアキ、ドロトンをどう思う?)


 えっ!?

 ドロトン君?


 大切な友人?サイザナンシリーズ、あげちゃったけど。

 まさか、試作段階とは。


(それだけかい?信頼度、かなり高くないか?)


 ……まぁ、そうね。

 ドロトン君と目が合う。

 お兄ちゃん、って感じかな?


 !!


 え?


(そういうことだ、ドロトンは魔王サイザンの魂の一部を持っている)


 南総里見八犬伝?

 なぜか、滝沢馬琴先生 (アキは常に、こう呼んでいる) の八犬伝が過ぎった。


(なんだい?それ?)


 8人の戦士が、お家復興を目指して、頑張るってお話し?


(ほう、それで?)


 その戦士は身体に痣があり、不思議な玉を持っているの。


(!)


 その玉にはその人物を象徴する文字が一つ、浮かび上がる。


(そのお話し、詳しく知りたいな)


 本があるわ、私の家に。


(向こうの家だよね?)


 ふふっ、そうよ。


(行ってみたいな、その異世界。おっと話が逸れたね、君との話は面白い、ずっと話していたいよ)


 ドロトン君は、私をどう思っているのかしら?

 ちらっ、と見て見る。


(好ましい人物だよ、出会った時から、信用しているように思う。第一印象は、そうだねこの獣人は裏切らない、そして裏切ってはいけない、って感じたよ)


 どこまで覚えているの?全部?部分的に?


(僕の場合は部分的にだよ、夢で見る感じだ)


 そう言われると、なんだか親しみが倍増する。

 私の中の、どこかが、納得しているみたいだ。

 あ!?これ、もしかして真杖ア・ダウと何か関係あるの?


(そうだよ)


 ア・ダウは誰かの魂の一部?

 行動だけ見ると、どんでもない行動力!判断力も凄い、ただ方向性が破壊に向いている。


(予測だけど、おそらくア・ダウは星々の世界の住人、それも創造や破壊を司るクラスの分け御魂じゃないかと思う)


 え?なにそれ?


(本人は気づいているかどうか分からないけど、あの強さは異常だ)


 破壊神の魂を持っていると?


(うん、それに繋がると思っている。どう思う異界の戦士ローロンサ?)


(その質問には答えられない)


 !


(じゃ、メイドンは?)


(沈黙デス)


 この二人、何か知っているんだ!

 そして賢者ミントは真杖ア・ダウの正体に肉薄している?


(ミント、忠告デス)


(警告ではないの?)


 え?賢者ミント笑っている?


(真杖ア・ダウの正体を突き止めるのは、現段階では不可能デス)


(メイドン、この世界では、だろう?)


 あ、ローロンサが動いた?


(倒し続けるしかないのだ、現段階では)


(……分かつた。ここにいるメンバーを、危険に晒すわけにはいかないからね、では共通認識として、真杖ア・ダウは破壊神クラスの魂を持つ恐ろしい敵、多分、魔大陸でも裏に潜んでいると思う、注意が必要、でいいかい?)


 静かに頷くメンバー。

 簡単にはいかないと?


(それと、魔大陸の住人は恐ろしく強い)


 美観と玲門がちょっと困ったお顔になる。


(数千年も戦い続けている人々だ、その強さは研ぎ澄まされ、鍛え抜かれている。それぞれの国に伝統がある)


 残忍で、残酷?


(国によるんだ。炎と風の国は残忍で残酷だが、大地と水の国は基本、礼儀正しく戦う者に敬意を払う)


 でも、それ、みんな魔族が導いたことだよね?


(そうだ、魔族は聖精霊として崇められている、そして我々は外来者、悪魔族だ)


 悪魔族?それを信じているんだね、魔大陸の住人達は。 

 そんな中で、大丈夫なのかな?アイお母さんやエノンは。

 アイお姉ちゃんの話によると、魂が共鳴しているってことだけど、場所は魔大陸の北、炎の国でいいのかしら?


 自然とメイドンに目が向う。

 コメイドンを飛ばしているなら、知っているはず。

 あの、お喋りの小鳥型ロボット。

 メイドン、沈黙する?自分達で探せと?

 正確な場所、今いる場所が、確実に知りたい!


(4つの国の中心、聖地、光の島デス)


 挿絵(By みてみん)


次回投稿は未定です。

なるべく毎日投稿を目指していますが。


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