【第2話】 さっそく氷獣
今晩は。
投稿です。
少し遅れました。
すみません。
雪が……吹雪いてきた?
ハッチを絞めたいが、ポメバージョンでは……なーんにもできない!
いや、だからと言って、このままでは雪に埋もれてしまう。
大地を抉り、半ば地面に埋もれているけど、雪の進入は防ぎたい。
「!」
なんか来る!?
村の方から5つ、北の方から……数えきれないっ?
これって?
雪に埋もれ始めた大地から、身を乗り出し、北方を眺める。
吹雪は酷く、目視はできない。
でも分かる……氷獣だ。
軽い振動が伝わっている。
大地の振動は段々大きくなっていった。
!?
東の砦方向から、凄い速さで何かが接近してくる!?
なにこれ?
その速さは勇者や魔王に匹敵する速さだ!
3方向からここを目指している?
朱槍と魔剣は玲門達が持っている。
ここに氷獣とか引きつけるモノ、何かあるのかしら?
魔剣も朱槍も、呪物はないけど?
来たっっ!
先行の数匹が私に襲いかかる!
この身体でどうやって戦う?
体力は3㎏だけど、魔力はある!
さらに桃ちゃんからも力の贈り物もあったし!
ならば!
ふんっ!重力魔法!
その場で動けなくなる氷獣。
が、数匹は私の重力魔法をモノともせず、向ってくる。
強いな、じゃ、さらに出力を上げる!
どうだ?
うわ、脚折れても全速力で突進してくる!
そこに牙を剥く、村から来た5つのポイント!
おっと、ここで重力魔法解除!
ほとんどの氷獣の、足首を折った。
だが、魔獣は前進を止めない!
「おい、凄い魔法使いがいるぞ!氷獣のヤツ、ほとんど脚、骨折じゃねーか!」
「あのポメ、本当に明季か?明季は死んだはず!」
獣人族の攻撃に、次々に魔力還元する氷獣達。
無駄な動きを省き、最小限の動きで最大の力を振るう獣人族達。
氷獣達は、一気にその数を減らし始めた。
その時、異変が起きた。
東の砦から?なんだこれ!
もの凄いエネルギー体が飛来したのだ!
ガリガリッ!大地を横切るエネルギーの固まり!!
「アンアーン!」
その爆風で軽く飛ばされる私。
今私、体重、何㎏?
3㎏くらい?
なかなか馴れないのよね、この身体!
ぱしっ、と空中でキャッチされる私。
独特のゴーレムの匂い!
「アンアン!」
「はい、メイドン、デス!」
メイドンだああああああっ!
ど、どうしてここへ!?
なんで私と分かったのだろう!?
「ラ・ベンダ、先ずは氷獣を追い払うデス!」
「そこは俺達に任せろ!もうこいつら魔法でヘロヘロだぜ!」
え?誰?
「ヒューだ」
!
「二人は村……いや東の砦へ!」
ミミお姉ちゃん?違う誰?
「ミューよ!」
え?
あ!双子のお兄ちゃんとお姉ちゃん!?
吹雪の中から現れた獣人族の戦士達は、次々に迫り来る氷獣を迎え撃った。
え?以前より強い?
「死の世界からの侵略が、周期的にありますデス、彼らはより強く進化しています」
100m級の怪物が周期的に?
「はいデス」
東の砦に進路を設定するメイドン。
「アンアン!」
メイドン!その前にカプセルのハッチを!
「これデスか?」
分厚く重いハッチを、軽々と動かすメイドン。
ガチリ、と鈍い音を立て、扉は閉められた。
「では、砦へ向うデス」
え?ここは?ホントに氷獣はいいの?折れた脚、回復し始めているけど?
「彼らはゲーマーの称号持ちデス、氷獣が何体来ようと心配無用デス」
おお、ゲーマー!不屈の戦士の称号!
ヒュン!と飛び立つメイドン。
戦いの場から離脱する、私達。
「魄と意思の一部を壊していますデスね?」
「!」
なぜ分かる?さすが地牛博士のスーパーゴーレム!
壊れている自覚はある。
確かに、夢の世界、超空間には行けないし、ゴルちゃんにもシルバーっちにも会えない。
脳内ステータス画面のネクロマンサー項目は使用不可のままだし、なにより、姿がポメ固定だ。
「ラ・ベンダ、無理はいけませんデス、どれほど、どれほどメイドンは悲しかったか!あの時!南のダンジョンで、メイドンの手は届かなかったデス!」
メイドン……でも、生き物はいつか死ぬよ?
それに戦士としての死は避けられない。
「安らかな死、周りに後悔をさせない死を選んでくださいデス!」
難しいよ!
でも……そうだね、ごめんよメイドン。
「また無理をしてこんな姿で!メイドンは怒りたい気分デス!」
そして見えてくる東の砦。
「さて、ラ・ベンダ。この世界を訪れた目的はなんデス?」
美観、玲門と合流したら話すよ。
「了解デス!」
東の砦は、記憶にある姿ではなかった。
更に巨大化し、砦と言うより、これはもうお城?要塞?だね。
そしてその要塞には……いた!長さん!長距離砲4門を装備したスーパー・ゴーレム!
うう、回路が繋がらない!
魔力は沢山あるのに!
次回投稿は 2023/10/20 23時頃の予定です。
サブタイトルは 【第3話】 東の砦にて を予定しています。




