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続 The Lily 前世の記憶は邪魔である   作者: MAYAKO
第一章 礼羽編
58/95

【第58話】 強いのなんの!     

今晩は。

投稿です。

今回は、後書きに試作短編予告を付けてみました。

(活動報告に掲載した文章と、同じです)

どうでしょう?

 戦いの記憶が、ドンドン流れ込んでくる。


 なんだこれ?


 記憶の渦に、飲み込まれる?

 でも、この記憶、戦いの記憶は今の私に必要なモノだ。


 抗うより、受け入れた方がいいような気がする。


 ゆっくりと現実に目を向ける。


 挿絵(By みてみん)


 五頸大蛇は、巨体とは思えぬ速さで攻撃してきた。


 軽く開いた口は牙だらけで、畳、三畳分はあるかな。

 この大蛇、本気を出したら人どころが、象でさえ飲み込みそうだ!

 その大蛇に向かい、長巻を振るう!

 走り抜け、切り返す!


 一閃!


 巨大な五頸大蛇はジュウジュウと音を立て、その大量な鱗と牙を残して魔力還元して行く。


 まさに瞬殺である。


 私、凄くない!?


(馬鹿なっ!?魔力12000の召喚だぞ!?それも死の世界からの!)


 ふん、魔力500万以上の存在、知っている?


(なんだと!?)


 私はそいつに蹴りを入れたんだ。


 前世ではあなたに後れをとったけど、今生では負ける気がしないわ!


 次々に襲いかかる規格外に大きなデス・スパイダー。


 この世界で繁殖しているようだ。


 一匹も残せない!


 こんな異世界外来種、持ち込んでどうしてくれるのよ!この世界の生態系、滅びちゃうよ!


 摺り足で移動し、間合いを詰める。

 最小限の動きで最大の効果を出す!


 ふんっ!


 サクサクと長巻で分断されるデス・スパイダー。

 ラグナルに似た魔獣も、一振りで切り伏せる。


 剣、体術、重心の移動、握り方、記録ではなく記憶として蘇る。


 戦いを、体験している!


 ローローとネーネーの教えがそのまま次々に吹き出す。


 ん?

 誰だ?ローローとネーネー?


 記憶が蘇り始めている!?


 私は阿騎や明季として行動している!?


(ジジッ、真杖相手デハ、今ノママデハ敗退シマスデス……ワ、ん)


 !


 ナビナナ!?


(コ、魂、魄、ガ生キながらエヨウト……ジジッ……意思ヲ抑エテ動イテイマスワ、ん)


 ナ、ナビナナ!?無理しないで!


(ピーッ……再構築中……再構築……イえ今コそ、ナビナナが必要ナ時ですワん)


 どうする?どう対応したらいい?


 ナビナナが一番喜ぶ答えはなんだ?

 ナビナナには壊れて欲しくない!


 じっとしていろ?いや、じっとしているはずがない。


 敵はあの真杖ア・ダウだ。

 分体でも勇者を手玉に取る存在。


 勇者朱天童子に二撃も入れた明季を、あっさりと倒した者。


 どうする?


 機械の扱い方?AI?


 あ!?


 亜紀は知っているだろうか!?


 オーバーAIの統括者亜紀!


 ナビナナをどう扱えばいいのだろう?


 パチン!


 え!?霊音?


 く、口が!?


 勝手に!?


「アクセス!サイザナンシリーズの主として命ずる!今こそ、その力、全てを我の前に示せ!」


バチバチッ、と音を立て、周囲に魔力が満ち始める!

次回投稿は未定です。

サブタイトルは 【第59話】 蘇る戦士達 です。


試作短編予告


活動報告に掲載された文と同じ内容です。


 ここは死の世界。

 長い長い、とても長い行列に、私は並んでいる。

 みんな死んだ人だ。

 多分。

 なぜなら、私は死んだ自覚があるし、ここは生きた人の世界ではない、と本能が訴えている。

 皆、白い同じ服で大人もいれば子供もいる。

 この姿は生前の姿だろうか?

 辺りは殺風景ではなく、以外とカラフルである。


 イヤ、騒がしすぎる!


 列の両脇に出店が沢山並び、赤鬼や、青鬼、なにやら異形の怪物達が声をあげ、呼び込みをしている。

 空は暗く、太陽も月もない、勿論星の姿も。

 でも、周囲はボンヤリと明るく、出店周辺は人魂?鬼火?らしきモノが煌々としていた。

 私の手には、大きなピカピカな金色のコインが一枚と、小さな銀、銅のコインが数枚あった。

 どうも、この鬼さん達はこの小さなコインが欲しいらしく、商売をしている。


「銀貨1枚!銀貨1枚!たったの1枚で運が爆上がりだ!さあ回してみようか!」

「銅貨1枚!銅貨一枚が銀貨に!ハズレなし!さあこのレバーを引いてみよう!」


 誰か説明してくれ!?


「あんた、死んだの始めてかい?」

「え?」


 イヤイヤイヤ誰だって死ぬのは1回でしょう?

 2回は死なないはず。

 1回死んで終りでは?


「ああ、言い方が悪かったなぁ」


 人のよさそうなお爺さんである。

 やはり白い服に手に硬貨。


「ワシは死んだの5回目で、未だにこのループから抜けられん」

「?」


 はて?ループとは?


「この列の先端には、閻魔大王さまがいてな……」


 閻魔大王!?和風ですな。

 確か、閻魔大王さまって?


「ああ、そこで地獄行か、極楽、天国行か決めるんですよね?死後裁判?」


 ジャジタイム!おおっ、本当にあるんだ。


「いやいや、違うぞ?それは現世の教えだろ?」

「?」


 はて?どう違いますねん?


「現世こそ、天国であり、地獄だ」

「は?」

「それを決めるのが、ここだ。私がして見せよう、よく見ておけよ?」


 ふんふん。


「ワシは生前、ピアニストじゃった。結構有名だぞ」

「ふーん」


 興味無し。


「アニメの爆進の発動戦士ゴッチャマン、知っているか?」

「!」

「お、そのお顔は知っているな?」

「大好きなアニメです!」

「音楽担当はワシじゃ!」

「ええええっ!?」


 アニメ界のレジェンド、海外の評価も高く、音楽一筋の偉人!

 突然、目の前のお爺さんがキラキラして見えてきた。

 まあ、人とはこんなモノだろう。


「ワシはまだ音楽の世界で活躍したかった、やり残したことが沢山あるのじゃ」


「いいねぇじいさん!俺の音楽ガチャしてみないか?いいのあるぜぇ!」


 ひょい、と横から出てきた青鬼さん。


「よし、銀貨一枚じゃ!」

「おお!さあ、ここに銀貨を!」


 お爺さんは銀貨をスロットに滑り込ませ、レバーを回した。


 ガチャガチャ!


 コロン。


 出てきたのは金の玉!

 SSRと彫ってある!


「おおおおおおおっ金!それもSSR!?よかったなぁじいさん!早く開けてみてくれよ!」


 お爺さんは震える手で金の玉を握り締め、カチリ、と捻り、SSRを開放する。

 どこからともなく声がした。

 綺麗な声で、周囲に響き渡る。


『絶対音感、楽譜学習無効、師事無効、演奏による腱鞘炎無効、即興全て名曲、生涯聴覚健全』


 なんじゃこれ!

 チ、チートすぎるっ!


「さあ次は楽器だ!どうする?続けるか!?」

「ワシとしては、ウッドベースに惹かれるのだが」

「お、もう銀貨はないな?ではその残り一枚の銅貨、使うか?それとも全てを金貨に掛けるか?」

「折角の銅貨じゃ、使うよ。初心者よ、銅貨は銀貨より数が多いし、勿論安い、強いカードは望めん、ここは選択じゃ。ワシは使うがな」


 ん?ここで聞いてみた。


「お爺さん、他の人に比べて硬貨が少ないけど?」


 答えたのは青鬼さんだ。


「それはこの爺さんが、新しいことに挑戦しなかったのさ」


「新しい?」


「銀貨、銅貨は人生でチャレンジした分だけ増える。ピアノ一筋で、それ以外ほとんど何もしなかった。いいことも、悪いことも!」


「え?青鬼さん、悪いことをしても硬貨は増えるの?」


「ああ、増えるぜ、ただし黒い銀貨、黒い銅貨になるがなぁヒヒッ」


 ゾッ、とした。


 その青鬼さんの笑い、黒い硬貨?

 一体、その硬貨でガチャ回したら、何が出るんだ!?


「さあ、願え!想え!その想い、萌えを示してみろ!」


 青鬼さんが叫ぶ。


 ガチャガチャ!


 コロン。


 SR?


『バイオリン、血の滲む努力でチェンジ可』


「ウッドベースではないのか!バイオリン?あの音をワシが奏でるのか?」


 複雑な表情である。


「え?でもお爺さん、凄くね?」

「そうじゃな、そして残ったこの金貨じゃ!これで全てが決まる見ておれよ!初心者!」


 いつの間にか列のいっちゃん前になっていた。

 目の前には、生前、本やゲーム、漫画やアニメで見たことのある閻魔大魔王さま。


 そのまんまである。


 ぎろっ。


 ひっ!


 睨まれた!?


「初回か?初回限定の特典、今月はなんだ?牛頭よ?」


「決して裏切らない人生の共、1体です」


 私が固まっていると、馬の頭の怖い番人?が言葉を挟む。


「大魔王さま、まずはこちらのご老人が先かと?」


「おお、そうであったな?おい、きさま、ちゃんと順番に並べ!バチ当てるぞ、ゴラァ!」


 ひいいいいいいっ!


「わ、わ、私が案内しました!こ、この者は初心者です!」


「だからなんだぁ?あん?」


「し、死後のシステムが分からないだろうと思い、この者は知らないのです、何卒ご容赦を!」


 お、おじいいさああああん!フォ、フォローありがとううっ!


「フン!余計なことを!まあよい、さあ金のコインを使うがよい!」


 巨大な、見上げるようなガチャ。

 お爺さんは震える手でコインを投入。


 ガチャガチャ!


 コロン!


 と言うお話しです。

 さて、お爺さんの運命は?

 主人公のガチャは?


 タイトル

 『泣き虫弱虫魔王さま』


 作 MAYAKO


 2023/11/01 投稿予定。


 どうでしょう?

 この設定、上手く生かせるかぁ。


 私の中ではもう完結していて、どうやって文字にして書き表そうかと悩んでおります。

 今のところ前編、中編、後編構想です。


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