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続 The Lily 前世の記憶は邪魔である   作者: MAYAKO
第一章 礼羽編
55/95

【第55話】 地上戦5 突撃5分前     

今晩は。

投稿です。

サブタイトル、少し変わりました。

今回は原稿用紙、4、5枚程です。

多分、次回も。

「あと5分か、作戦の確認、いいかな?」


 小次郎お父さんが皆を集める。


「3班に分けての行動、1班はここでサイザン君の警護、世界連合ビルと周囲の警戒」


 結界と封印担当のサイザン君はこの地から動けない。

 ここが、一番封印と結界にいい場所、サイザン君の力の場所らしい。


「2班は正面玄関から突入、3班は上空より周囲の蜘蛛の巣を払い、任意の場所から突入、でいいか?」


 ここで、座り込んでいるサイザン君が、口を挟む。

 あぐら?結跏趺坐?私にはよく分からないが、足を組んでいる。

 周囲には蛍のような小さな光の球が飛び交い、地面より、1m程浮いているのだ。

 ゆらゆらと空中に座り込み、平然なお顔で話し始める。


「地下に大規模な発電設備がある。それと、建物1階に大量の魔石反応。他にもぎっしりと機械が、あの建物に詰め込まれている。これ、なに?ハーサー、コロさん、分かる?」


 小次郎お父さんとハーサーの目が合う。


「大量破壊兵器?」

「どうだろう、ハーサー、俺は転移装置の動力源じゃないか、と思う」


  挿絵(By みてみん)


「!」


 え?小次郎お父さん、それ、勇者達が壊して回ったけど?


「円は?」


 サイザン君が円に意見を求める。

 マートルの可愛い頭を撫でていた、円の手が止まる。


 ごろごろごろ。


 のどを鳴らしていたマートルは、不満そうに円を睨む。


「俺も、そう思う。新規に作り上げたか、修理したか……12体、分体の種子散布をしただろ?それ程の力を持っている真杖が、なぜここを動かない?ここに何か重要施設があるからだろう、自ら封印もしたし。ここには近づけたくありません、とアピールしているようだが」


「もし、転送装置だったら、どうする?」


 コロお父さんが尋ねる。


「僕は残るよ」


 !


 え!?サイザン君?


「この異世界の発電設備は、世界的に壊滅状態だ、子機が沢山の悲劇的情報を集めてきている。僕たちの世界の住人が起こしたことだ、僕は帰れない。少なくとも電気設備が完備するまではここにいるよ」


 ここにいるよって、簡単に帰れるの!?


「俺は帰るぞ、サイザン、マートルもだ」


「そうだね」


「ただし、楠の騎士団、お願いだが」


「なんだい?まどかっち?」


 まどか……ち!?


 いつの間に親睦深めたの!?

 私は?私は!?


 あ、私は野球部、否定しているか。

 ふ、ふん!き、嫌いだし!


「転送機は、基本見つけたら破壊してくれ」


 え!?


「どうしてだ?帰れないぞ?」


「ハーサー、転送機、どこに繋がっているか分からないだろ?魔大陸の魔族パレスに繋がっていたらどうする?魔族が一柱でも降臨してみろ!この世界、滅びかねん!」


 あ、そういうことか。


「運良く、ン・ドント大陸の王都か、東の砦に繋がっているなどあり得ん。敵のど真ん中なんて、ごめんだぜ。だから怪しい機械は全て、ぶっ壊してかまわん!」


「マートルはいいの?」


 私は聞いてみた。


「ぼく?ぼくは……帰りたいけど、ここでもいいや。サイザンや円いるし、アイちゃん優しいし……エノンお姉さまも、クルミちゃんも、アキお姉さまもいる!皆がいるからここでいい」


 でも、できれば故郷に帰してあげたいな。

 マートルは帰りたいはず。


 ドオオオン。


 え!?


「なんだ!?」


 大地が軽く揺れる。


「ア・ダウの封印を、周囲の罠ごと解いたぜ」


 サイザン君がニヤリと笑う。

次回投稿は 2023/09/29 夜の予定です。

サブタイトルは 【第56話】 地上戦6 突撃前に、このセリフを言って欲しい! です。

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