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続 The Lily 前世の記憶は邪魔である   作者: MAYAKO
第一章 礼羽編
46/95

【第46話】世界連合ビルで待つ者3 真杖     

お早うございます。

朝刊です、

 ナビナナ!あそこまでいける!?


(サイザナン・ブルーで3秒、到着ですわン。ですが行ってどうするつもりですかン!?)


 破壊する、危険極まりない存在だよ!

 阿騎と明季の意思が強く出てきた!


(現在、サイザナン・ブルーはフルパワーコマンド、12秒ですわン)


 9秒で破壊?


(ここからでは規模が分かりませんわン)


 予測ではどう?


(破壊可能ですわン!)


 ホッシー達の安全確保後、あそこまで行く!


(了解です!全力でサポートしますわン!)


「いでででっ!何しやがる!?カラ!」


 ドラゴンは無事みたい。


「上空!気をつけてっ!」


「ああっ!?あんだと?」


(上空、チャージ中みたいですわン、予測、あと15秒)

 

 高速移動で、橋の下に潜り込む。

 あの破壊力、ここが安全とは言えないけど、多分私達を見失ったはず。

 

 魔力で包んで移動したけど、重速術だ、ホッシー大丈夫かな?


「ホッシー?ホッシー大丈夫?おーい?」


 お姫様抱っこ状態のホッシーに、声を掛けてみる。


「目眩とかしない?耳鳴りとか?魔力で包んで移動したけど?」


 えっと、確か、鎖骨の辺り軽く指で叩くンだったっけ?

 ちびっと痛くて、意思表示するはず。


「……うううん?」

 

 叩く前に声が出た!

 酩酊状態っぽい?

 ゆっくりと大地に膝を着く私。


 うわっ!?なにホッシー!?

 睫、長っ!なにこれ!


 その睫が、ピクッと震える。


 あ、まずい!今私、男の子だ!


 ホッシーの温もりが、ダイレクトに両腕に伝わる。


 意識した瞬間、心拍数が爆上がりした。


 挿絵(By みてみん)


 ほ、ホッシーの胸、でかっ!


 思わず目が泳ぐ。


 男ってヤツわぁ!


「……アッキー?」

「ホッシー!?」


 ホッシーの息が顔に触れる。

 え?甘い優しい香!?


「え?アッキー!?……わ、私、く、口、臭った!?」


 え?

 突然、ホッシーの大きな目から涙が溢れ出した。


「……うう……きらいだよ、アッキー、酷いよ……」


 ????????

 えええええええ!?

 意味不明なんですけど!?

 何でそうなる!?


 もう一回!


 なんでそうなるのぉ!?

 私も泣きそうだよ!


「ホッシー、嫌わないでよ……涙出ちゃうよ!」

「!」

「上空からの攻撃、阻止してくるね。魔力感知、最大で警戒するんだよ、いいね?」


 潤んだ涙目で私を睨むホッシー。


「オーバドラブ・ラブ・サイザナン・ブルー!」

「え!?アッキー!?」


 バシュ!


 装着完了!


 行くぞ!


 私は手でホッシーに合図をし、上空を目指す。


 1、2、3!

 凄い!宇宙だっ!


 ホントに3秒で到着だ!


 そして目の前に迫る巨大な人工物。


 で、デカいっ!


 宇宙空母!?

 それに何だあれ?円盤状の艦載機?

 イヤどう見てもこの形、未確認飛行物体だよ!


 なんなの?この施設?UFOの休憩所?

 スペース・ポート?

 

 あれ?

 え?え?え?


 と、止まらないいいっ!!


 ナ、ナビナナ!?

 とまらないんですけどおおっ!?


 ちゅどーん!


 私はスペース・ポートに激突し、そのまま貫通した。


(申し訳ありません、ご主人さまン。目測を誤りましたわン)


 も、目測!?

 て、適当すぎない!?


(……てへ)


 ……絶対変な人格混ざっている!

 唯のプログラムじゃないっ!


 私の一撃で、スペース・ポートは次々に金属片を撒き散らし、崩壊が始まった。


 攻撃されること想定していない?


 それくらい脆かった。


 次々に離脱していくUFO。


 が、そのUFOも次々に破壊される。


(こいつら、ゴーレムだ!)


 サイザン君だ。


(秋津川さん、早く戻らないと!サイザナンシリーズは制限時間があるだろう?)


 あ!よくご存じで。


(ここからは僕に任せて!)


 あの、できればこのUFO一機、捕獲したい。


(え?)


 捕まえて、証拠にしたい。

 それに構造や動力に興味がある。


(了解、そこの一機がいいだろう)


 直径20m程の円状、厚さは中央で5mくらい。


 サイザン君は豪快にUFOを蹴り飛ばし、私と一緒に地上を目指す。


 すると、目の前に人影が浮かび上がる。


 ゆったりと浮いている人影は女性だ。


 え?ここ、宇宙だよ?幽霊?


 その目は怒りに満ちて、魔力を帯びていた。


(ここで登場か?ア・ダウ!)


 まあ、普通、生身の人間はここにはいないだろうな。


(やってくれたな、ホルダーアキ!あの宇宙ステーション、コスト知っているのか!?)


 さあ?


(大損害だぞ!)


 知るか。


(くそっ!せめてあのドラゴンだけでも、仕留められていたなら!)


(ご主人さまン!時間ですわン!再装着を!)


「オーバドラブ・ラブ・サイザナン・ピンク!」


 バシユ!


 瞬時に切り替わる、サイザナンシリーズ。


 宇宙も海底も似ていると思うけど、どうだろう?


 使用できるよね?


(はいですわン!)


 ナビナナ、ピンクの時間は?


(フルパワーコマンドで15秒、戦い方次第では8分ですわン)


 サイザン君、あと、いいかな?

 できるだけ協力はするけど。


(いいよ、ここは僕に任せて、秋津川さんは地上を目指せ)


 ?


 どうしたの?サイザン君?

 サイザン君は嬉しいような悲しいようなお顔である。


(いや、その容姿、声、過去を思い出してね)


次回配達は未定です。

サブタイトルは 【第47話】世界連合ビルで待つ者3 真杖2 の予定です。

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