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続 The Lily 前世の記憶は邪魔である   作者: MAYAKO
第一章 礼羽編
41/95

【第41話】攻防戦7     

お早うございます。

朝刊です。

 一人乗り込んでの無双である。


 私の周囲は月の表面みたいに、大きなクレーターができていた。

 東の前線基地はもはや全滅状態、機能していない。


 それでも挑んでくるヤツを全て切り捨てる。


 敵は、命令ではなく動くモノ全てに対して、攻撃しているようだ。


 そう、同士討ちはしていないが、風に揺れる樹木、破裂した水道管に攻撃しているのだ。

 その姿は、滑稽を通り越し、恐怖を感じる。


 何かが暴走しているのか?


 ホッシー!マートルをお願い!


(おいで!マーちゃん!ドラゴンが乗せてくれるって!)


(ええっ!?いいの?)


 きっとマートルは瞳をキラキラと煌めかせ、ドラゴンを見ているに違いない。


(……今回だけだぞ)


 げしっ!


(っいってぇ!何だよ!ホッシー!?踏むなよ!大事な頭だぞ!)


(ここはいつでもどうぞって、言うんだよ!エアヘッド!)


(アッキー!マーちゃんは任せて!時期そっちに行くから!)


 挿絵(By みてみん)


 正面100m程先に赤い点滅。

 これに挑む。

 倒す!

 ダッシュ!


(ご、ご主人さまン!?む、無謀です!ホルダーとして覚醒しないと勝てませんわン!あ、相手は真杖ですっ!)


 フォローしてくれるんでしょう?


(!)


 さすがサイザナンシリーズ!

 あの巨大戦車みたいな波状兵器に、ボディアタックしても何ら問題なし!

 全て返り討ち!


 どうかな?


(煽ててもダメですわン!ここは応援を待ってくださいっ!)


 行くよ!


(ご、ご主人さまン!無理はしないでくださいっ!微調整がたいへんなんですぅわン!)


 アタッチメントを一時外し、長巻を振るい赤い点滅を目指す。


 ……死者は?

 ごっそり消えた青い点。

 何人亡くなった?


(1200人以上)


 あの一瞬で1200人!?

 家庭の電力だよ!?

 密かに建物の中に紛れ込ませたりしたら、それこそ脅威だ!


(それから、生存者3名ですわン)


 え!?生存者?


(魔法使いがこの世界にも存在しますわン、無自覚と思われますが)


 あ、脳内ステータ画面に小さな青い点が3つ!

 それを取り囲む赤い点!


(世界連合の捕獲部隊と思われますわン!)


 青い点、二つが先回りする。


 あれは?


(アイさまと小次郎さまですわン)


 円は?


(こちらに向っていますわン!)


(秋津川!俺が来るまでアタックするんじゃねーぞ!そこで止まれっ!)


 イヤだ。


(今の真杖は歴代最強だ、勇者や魔王を手玉に取るようなヤツだ!)


 もたもたしていられないっ!

 沢山の人が死んだ!待っていられない!


(それでも待て!)


 ここで赤い点滅、波状兵器二つが消える。


(破壊に成功したみたいですわン!)


 やったね!


 ん?


 光?


 今度はリアルで、赤い点が無数に私の身体を這う。


 なんだこれ?

 

 あ、シューティングゲームの赤い点、レーザーポイント?


 ふっ、と周囲に現れる兵士達。


(ご、ご主人さまン!真杖指示による集団攻撃ですっ!)


 え?囲まれている?

 いつの間に!?


(魔力感知妨害!情報の上書き、書き換えですわン!周囲36名!)


「久しいねぇ、ラ・ベンダ!いや、ホルダー明季!」


 誰だこいつ?

 雰囲気から言って、こいつが真杖?

 トンデモなく禍々しいぞ!


「またあんたを殺せるかと思うと、ゾクゾクするよ!今回は生け捕りにして、男共のオモチャにして、切り刻ませようかねぇ?」


 いかれてる!変態、いや変質者?


 そして、異形の兵士が構えた銃から放たれる特殊な弾丸。

 銃声は無い、無音である。


 獣人族である私の身体を、それは軽々と貫通した。


 ボコボコと、次々にセーラー服に開いていく穴。


「ぐっ!?」


 私はそれを唯、見つめた。

次回配達は、諸事情により未定です。

毎日投稿を目指していますが、できなかったらすみません。

サブタイトルは 【第41話】攻防戦7呪弾 です。

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