【第40話】攻防戦6 許されざる行為
お早うございます。
朝刊です。
(聞こえる?秋津川さん)
あ、サイザン君?
(新たに4つ、変な機械が動き出してけど、これヤバくないか?振動し始めたけど?)
何か恐ろしい兵器みたいなのよ!早く破壊して止めたい!
あ!?3つに!?
(サイザン、これかなり大がかりな機械だぞ?何だこれ?)
(円、破壊したのか!?)
(ああ、一基は破壊した。でもこれ、使用方法が分からん!ヤバいのは分かるんだが、次に向う!)
?
どうしたの?ナビナナ?
(振動ですかン?)
うん、サイザン君確かに振動って言ったけど?
(……)
ナビナナ?何か思い当たるの?
(おい、それぞれが振動し始めたぞ!不気味だ、2基目をぶっ壊す!)
脳内ステータ画面の、円に群がる赤い点。
数で囲み、破壊を阻止しているようだ。
(こいつら洗脳でもされているのか!?行動が異常だ!)
円が焦り始める。
ピーーーーーーッ!
「ん、きゃっ!」
突然の脳内シグナルに声が出る私。
「ナ、ナビナナ?ナビナナどうしたの!?」
(ま、円さまっン!速攻で破壊してください!!ご主人さまン!急いで!!)
(な、なんだ!?どうした!秋津川!?)
(は、波状兵器です!古代アトラ帝国の生物殲滅兵器ですわン!)
?
パチン!
霊音と共に言葉より速く、念話より速く脳内に伝わる兵器の原理。
それぞれの兵器が、特殊な波動を周囲に流す。
今回の場合はそれぞれの兵器を中心に、円状に放波する。
これだけでは、人は低周波に感じるか、何も感じない。
ところが、この円と円が重なると、重なった部分に細胞破壊が発生する。
重なれば重なるほど、細胞破壊は強くなる。
4コも重なれば、そこは死滅状態である。
(ア、アッキー!?今の情報は何!?これ本当なの!?波状兵器!?)
(まて、この情報本当か!?なら自分達まで死んじまうじゃねーか!)
(勇者のナノマシンには無効ですわン、それと魔力が使える者は細胞が強化されていますわン!私達や奴等には無効ですわン!)
(ハーサーだ。では魔力が使えない者は?)
(死にますわン)
(!)
(楠の騎士団!全力で波状兵器破壊っ!)
まずい!東区と北区の一部が重なリ始めたっ!
次々に消えていく青い光。
その脳内情報に私は恐怖した。
そして湧き上がる怒り!
何人死んだ!?
なぜこんなことを!
東は私が向う!誰か北と残りの一基をお願いっ!
(へへっ、カラにお願いされた!)
(ああ、俺達、ぜってー断れないよな?)
(そのために帰ってきたんだ)
ナビナナ、サイザナンシリーズ使える?
(魔力の補充がまだですわン……この世界は魔力が不安定で、活動が難しいですわン)
私の魔力で補充はできないの?
(サイザナンシリーズの魔力はゴーレムを動かす大地の魔力ですわン。ご主人さまンの魔力では動きませんわン、変換に時間が掛かりますわン)
(大地の魔力?集めようか?)
え?ホッシー?
全力で走りながらの念話である。
(私、波動使いだから、魔力の移動や、補充、得意なの!)
波動?使い?
(魔法使いの上位存在ですわン)
(アッキー、繋げたわよ!)
え!?そんな簡単に!?
あ!?
なにか大きな魔力に包まれた!?
(ご主人さまン!いけますわン!)
「アクセス!」
パチン!
世界連合、絶対許さん!
「オーバドラブ・ラブ・サイザナン・ブルー!」
バチバチッと魔力が迸る。
アタッチメントを装着した私は音速を超え、そのまま波状兵器に激突した。
あと二つ!
次回配達は 2023/09/15 朝の予定です。
サブタイトルは 【第41話】攻防戦7 を予定しています。




