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続 The Lily 前世の記憶は邪魔である   作者: MAYAKO
第一章 礼羽編
36/95

【第36話】攻防戦3 合流     

お早うございます。

朝刊です。


 星明りだけが頼りの世界。

 電気が無い世界は暗闇だ。

 何も動いていない!

 ここに人工の光は無い。


 そんな世界での戦闘。


 特殊な装備、もしくは能力が無いと歩くことさえ困難だろう。

 でも、私はホッシーのお顔がよく見える。

 その横に立つ、あの忌々しい野球部のメンバーも。


 防護服の襲撃者はあっという間に、燃え尽きた。


 その火が消えると、また闇の中だ。

 それでも、私は皆がよく見える。


 走り寄るホッシー。


 が、ホッシーは私の表情が見えたのだろう、ゆっくりと立ち止まった。


「……アッキー?」


「ホッシー、どうしたの!?何があったの!?」


「え?」


「どうして魔法が使えるの?」


 なぜだろう、涙でそう!

 もう、引き返せない世界。

 ホッシーが、こっちの世界に来てしまった。

 それとも、ようこそ、魔法の世界へ、と言うべきなのか?

 話を聞こう! 


「ぐるるるるっ」


 マートルが私の前に出る。


「マートル、待って、お友達なの」


「本当?勇者の匂いがする!勇者は敵ではないけど、味方でもない!」


「え?そうなの?」


「うん、僕、そう教わったよ!」


 あ、野球部、何か話したさそう?


「カラ、話している時間が惜しい、東が危ない、向かいながらの説明でいいか?」


「……いいわ、でもその前に、お礼、言わせて」


「あ、ああ」


「ホッシー、龍木主さん、助けに来てくれてありがとう!」


「え……お、俺の名前……」


 ふん、知っているわよ!忘れてあげないんだから!


「マートル、東からの侵攻が速い、行くよ!」


 ホッシーとアイコンタクトをし、その場を離れる。


「はい、アキお姉さま!」


「ロンギ!私達も!」


「あ?ああ!行こうぜ!」


 闇の中を走る私達。

 私は、駅での話を聞いた。


「え?皆、死んでしまったの!?ホッシーも!?」


「ええ、獣みたいな魔獣に襲われて……」


 で、アイお母さんみたいに復活したと?

 いや、違うな、アイお母さんより状況が悪い。


(そこで、多分だけど、死者の国から蘇ったの、勇者朱天童子のお陰で)


 修行したの?


(!)

(お、さすがアッキー、よく分かったわね!)


 そして、思い出すのが、大変、と?


(ええっ!?そこまで分かっているんだ!)

(えっと……カラ)


「……なに?」


(武器はいらないか?道路標識では扱いにくいだろう?)


 武器?


(俺のじいちゃん、骨董屋なんだ、かなり大きくて有名な)


 骨董?


「で?」


(日本刀がある)


「!」


(あそこに見えるだろ?通り沿いのデカい店、あそこがそうだ)


 使えるの?


(長巻とか太刀、いろいろある。少しの寄り道はかまわないだろう?どうだ?)


 長巻?


(2m程の太刀だ)


<挿絵(By みてみん)

次回配達は 2023/09/12 朝の予定です。

サブタイトルは 【第37話】攻防戦4 長巻 です。

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