代書屋
代書屋、代書業は、本人に代わって書類や手紙等の代筆を行う職業。
面接官「それでは面接を始めます。よろしくお願いします。」
バイト「よろしくお願いします!」
面接官「とは言ったんですけどね、今うちすごい忙しくてね、猫の手も借りたいんだ。とりあえず合格にしますから、早速今日から働いてもらいます。」
バイト「え?合格ですか?ありがとうございます!・・・ていうか求人広告見てすぐ応募したんで、仕事内容あんま分かってないんですけど、何をすればいいんですか?」
面接官「うちは代書屋っていってね、字が書けない人のために文章を書いてあげる仕事をしてるんですよ。」
バイト「字が書けない?視覚に障害がある方とかですか?」
面接官「うん、まあそういうことも勿論あるんだけど、最近は外国人の方とかが多いかな。まあ、百聞は一件にしかず、やってみましょう。こっちにPCがあるからここに座って。それで・・・ここにメールで依頼が来てます。で、その内容と同じ内容のことを"綺麗な日本語"に直してネット掲示板とかTwitterに書きこんで見て下さい。」
バイト「綺麗な日本語?・・分かりました。えっーと、何何・・・「犯人のこと安倍悪くいうこと習慣的な人間でした。」・・・・なんですか、これは?」
面接官「深いことは考えない。とりあえずこれはネイティブ日本語っぽく「犯人はアベガーに決まっとるやろw」と書きこんで下さい。」
バイト「・・・・分かりました。・・・・書きこみました・・。えーっと次は・・・「信仰宗教と安倍信仰両立する者が必死に擁護のことです。」・・・・・。」
面接官「これはまあ、「壺ウヨ必死だなw」とか訳して下さい。」
バイト「・・・いや、あのー、なんですかこれは?」
面接官「依頼の内容にいちいち疑問を持っていてはこの仕事はできません。早く作業に戻って下さい。」
バイト「いや、でもこれ、明らかに対立を煽る行為に加担してますよね?こういうのは日本を分断させるからよくないんじゃないですか?それに、これ指示してるの外国の人っぽいし・・・」
面接官「あまり仕事内容に口を出すようでしたら採用を取り消しますよ!」
バイト「・・・・・・・・」
面接官「いいですか私達は依頼人からお金をいただいています。依頼人の依頼は絶対です。それに・・・現代は情報戦の時代です。あらゆる書き込みが日夜外国その他各団体からされているのは当然のこと。それも知らずに情報に対して受け身の姿勢を続け洗脳されるのは自業自得です。この程度で分断され滅びるとしたらこの国がその程度の国だったということです。・・・さっ、作業に戻って下さい。」
バイト「・・・・・分かりました・・・・。」
その月、このバイト君の口座に入った給料はなんと90万円だった。どうやら指示を出している外国人は政府系の機関のようで、多額の報酬をこの代書業社は受けとっているようだ。クライアントは複数に渡り、国籍もアメリカ、ロシア、中国、韓国、北朝鮮・・と多数に渡るらしい。バイト君は給料に満足した。いつしか作業にも慣れ、いっさいの疑問もいだかなくなった。この国がどうなろうと知ったこっちゃない。何よりも大事なのは明日の生活なのだから・・・・。