第一章:物語資料
挿絵としてマップを記載しておきました。
第一部完の一区切りという事で、第一部の細かな資料を載せたいと思います。
物語における重要な点は特にありませんので読み飛ばしてもらっても結構です。
あくまで第一部のちょっとしたオマケ程度の資料ですので、「へぇ~」程度に見てもらえれば十分です。
◆登場武器名称
◇白鳥&黒鳥 (スワン&ブラックスワン)
サムが使用するリボルバーと自動拳銃。これを向けられたものには最後、敗北が訪れると言う。
◇業物:桜吹雪 (ワザモノ:サクラフブキ)
ソフィアが腰に帯刀する刀。黒き鞘から抜かれた刃は、一振りで桜が乱れ散るが如く美しい軌跡を残す。
◇陰剣シージア (インケンシージア)
ツルギが冒険を共にする剣。大昔、包囲攻撃を指揮していた英雄の剣をもとに作られたと噂される剣。真相は謎である。
◇陽剣カーリア (ヨウケンカーリア)
イザベラが腰に差す剣。太陽のような赤き刀身は巨人の力を秘めると伝えられる。
◇希求の短剣 (キキュウノタンケン)
ノアが手にしていた黒短剣。望み方次第で所持者に魔力を与える特殊な短剣。非常に魔剣に近いもの。
◆魔法について
魔法は呪文(詠唱)の有りと無しに分けられる。
呪文があれば正確さ・威力・応用といったものが効いてくる。一応は呪文無しでもその点をカバーできなくはないが、消費魔力が多かったり、発動した魔法が暴走するという事もある。
この世界での呪文とはいわゆる”魔法発動の条件”のことであり、呪文を長くすればするほど応用が効いてくる。
例えば……、
悪魔鰐との戦いでイザベラの発動した”ボルトショック”。
これが発動する以前に彼女は「電荷分離・伝導・前方範囲」と、”魔法の発動条件”を唱えたのを覚えているだろうか。これが呪文である。
もしここに「時間差で発動」という呪文(条件)を加えれば、ボルトショックは呪文終了直後ではなく時間差で発生させることも可能となる。呪文を長くすれば応用が利くというのは、こういう事だ。
そのため、長くすればするほど幅広く戦術を工夫することが出来る。しかし、その分発動までの時間が長くなることから臨機応変に対応しなくてはいけない。
本来は呪文無しで魔法を応用して発動させられるのがベストではある。代わりに、その分高度なテクニックが非常に重要となる点を考慮しておかなくてはいけない。
◇ボルトショック
イザベラが使用した雷属魔法の一種。相手を感電させダメージを通すことが出来る。派生技も多く存在する。
◇剣纏
ソフィアが滝を両断する際に使用した魔法。自身の刃に属性を付与させ、攻撃にその力を昇華させる技。今回使用したのは風の力である。
◇速度威力上昇
ノアが三つ重ねて発動させた呪文の一つ。魔力で自身の身体能力を飛躍させる疑似的な肉体強化。反動が大きく、サムとの決着がついた後でノアは白髪に変わり果てた。
◇五感覚醒
その名の通り五感を鋭くさせ、周りの状況に適応させる魔法。ノアが重ね呪文で発動した魔法の二つ目。
◇斬撃耐性付与
視認が出来ない防弾チョッキならぬ防刃チョッキ。刃物に対する防御魔法であり、重ね呪文の三つ目。
◇クリエイティング
その場にある何かをベースにして、想像する物を作り上げる魔法。イメージ力・魔力コントロールによって限りなく本物に近いものへと近づけることも可能。第一部では土人形が登場した。
◆バラックの地域周辺地図
今回で第一部は完結となります。
次回からは第二部がスタートです。活動報告にて今月の更新予定日を記載しておくので、ご確認ください。