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槍縛りのクラス転移  作者: わたし
12/15

【二章】花蓮迷宮03

かなり短いです

投稿遅れて申し訳ないです。

バイクでアイスバーンでつるりと逝きまして小説が書ける状況ではなくやっと書けるようになりました

雪国ェ

「100階層より深くに潜るつもりなら、花に気をつけたほうがいいそうです」


僕は茜さんが作ってくれた昼食を食べながら茜さんに情報収集の成果を伝える


「花ですか...やはり、奪う。というからには寄生かそれに近いことをしてくると思った方が良さそうですね」


茜さんも僕と同じ意見のようだ


「僕もそう思います。」


『ノルン花について何かわかるか?』


一応ノルンに花について知っていることがないか聞いてみる


『ん〜私にもこればっかりはちょっとわからないかな...その花についての情報が少なすぎるし』


『そうか...全てを奪う枯れない花だけじゃあな...』


「とりあえず花については、100層より深くに行く時にもう一度考えましょう」


僕は茜さんにそう告げ昼食を平らげる


「ご馳走さまでした」


「お粗末様です。そうですね...すぐに迷宮に入りますか?」


どうしようか...少し花について気になるがここでもたついていても仕方がないし


「そうですね、とりあえず150層を目安にしていきましょう」


「かしこまりました」


花、ね




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ギャオオォ


僕の突きを最後に獣は断末魔の叫びをあげながら絶命する

ここまで休憩をせずに一気に進んできたので、茜さんに休憩をしようと伝える


「一旦休憩にしましょう」


僕たちは今30階層まで来ている

今のところは危なげなくきてはいるがいつまでたっても花のことが頭から離れない。

なぜこんなにも花のことが気がかりなのだろう

まあ今考えても仕方のないことだし一旦花のことは考えないようにしよう


「そうですね」


茜さんの返事を聞き、地面に腰を下ろす


「今のところは順調ですね敵も大して強くないですし」


「ですが油断は良くありませんよ」


茜さんにそうたしなめられる。実際そのとうりなので僕はしっかりと頷いておく


「このままのペースで100階層まで行ってしまいましょう」


「まあこの程度の敵の強さならまだ余裕はありますしね」




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




花蓮迷宮100階層


今スイと茜は、花蓮迷宮の100層まで来ていた


「大きい扉ですね...」


スイは大きすぎてきちんと開くのか不安になりそうになる「扉」の前でそう呟く


「どうやったら開くのでしょうか?」


茜もこれには少し困っているようで、眉をハの字に曲げ思考を始めるがスイが少し大きい声で茜に声をかける


「茜さん、とりあえず押して開けてみましょう!」


「そう、ですね。とりあえずはそれくらいしかできることはなさそうですし」


スイと茜は扉のちょうど片側ずつに立ち、押すと力を入れる


ズズ...


少し音を立てながら扉は開き始め、3mほど隙間が空き、それ以上は開かなくなった


「ある程度の階層ごとにこの大きさの扉を開けないといけないんですかね...?」


スイは扉を開けるのに少し体力を使ったのか、疲れた顔でつぶやいている


「どう...でしょう、ふぅ、ね」


茜蓮糸のステータス的な差もあり、扉を開けることによりかなり疲れたようで息を整えるのに意識を注いでいる


「茜さん少し休憩しますか?」


「すい、ません休憩、させてもらい、ます」


「いえ、ステータス的な問題もありますしこればっかりは仕方ないでしょう。それに力仕事は男がするべきでしょう、なんて言ってみたり」


スイは少し茶目っ気のある表情を茜さんに向ける


「ふふっ、それもそうですね」


「茜さんの方が戦闘面では強い気もしますが」


スイは少し情けなくなりつつも、茜さんにそう告げた

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