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アル中の歌  作者: 岩本翔
98/260

アルコール依存症98

「それはどういう意味だ。我々が各種犯罪、疫病や精神病を形作る為にこの水中都市を建造したと言いたいのか?」と看守は言った。

悪友が尋ねる。





「老人連合は鹿の品種改良、遺伝子操作なども行えるわけですよね。科学技術のすいを凝らしてこの水中都市を秘密裡に作った。ならば老人連合は最先端技術を以ってして、人の脳に刺激を与え、妄想や幻覚を引き起こす装置も発明駆使しているならば、精神病や各種の病気を形作る事も出来ますよね?」





看守が怒りを堪えるように尋ねた。





「それはどういう意味だ。我々が各種犯罪、疫病や精神病を形作る為にこの水中都市を建造したと言いたいのか?」





悪友が答える。





「そうですね。我々二人はこの水中都市に入る前、妄想や幻覚にとらわれ、その結果として鹿殺しをしたのですから」





看守が苦笑いしてから答える。





「そんなのは貴様らの先天的な精神病のせいだろう。第一幻覚や妄想、疫病、各種犯罪を引き起こす機械など作っても、我々老人連合に益する事は何も無いではないか。そんなのは戯言に過ぎないわけじゃ」





悪友が言った。





「精神病、疫病、各種犯罪を作り出す事は巨大なる富を形成するのではありませんか?」




看守が言下に言って退けた。




「戯れ事を言うな」

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