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アル中の歌  作者: 岩本翔
96/260

アルコール依存症96

「ハムラビ法典に則り、眼には眼を、歯には歯をだろう。お前らは鹿を殺したから鹿の餌食になるだけの話しではないか」と看守は言った。

悪友が尋ねた。





「その囚人達はどんな量刑に処されるのですか?」





看守が答える。





「ハムラビ法典に則り、眼には眼を、歯には歯をだろう。お前らは鹿を殺したから鹿の餌食になるだけの話しではないか」




悪友が固唾を飲み再度尋ねる。





「様々な量刑があるのですね?」





看守が無機質に頷き答える。





「そうだ」





行雄がしゃしゃり出ようとするのを手で制してから悪友が尋ねた。




「何故正規の手続きを踏んで量刑を計らないのですか。それは民主主義の原理に反する行いですよね?」





看守が事もなげに答える。





「我が老人連合に逆らった者に民主主義を論う権利は無いわけじゃ。傍若無人なる行いには傍若無人で応じる。それまでの話しではないか」

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