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アル中の歌  作者: 岩本翔
89/260

アルコール依存症89

「分かった。お前がそれ程までに言うのならば、俺もお前の自殺実験とやらに付き合ってやる」と悪友は言い放った。

悪友が行雄に憎悪の眼差しを向けてから意を決するように言った。




「分かった。お前がそれ程までに言うのならば、俺もお前の自殺実験とやらに付き合ってやる」





行雄が眼を見開き悪友を食い入るように見詰めてから、おもむろに尋ねた。





「それはどういう意味だ。お前も俺と一緒にあの湖に身を沈めると言うのか?」




悪友が言い切る。





「そうだ。お前の言う死ぬか生きるかの自殺実験に付き合ってやる!」




行雄がはにかむように泣き笑いの表情を浮かべてから、もう一度確かめるように尋ねた。





「おい、本当に死ぬかもしれないのだぞ。それでもいいのか?」






悪友が言い放つ。





「構わない。地獄の底まで付き合ってやる」




行雄が逆に悪友を諭すように物静かに言った。





「おい、冗談は止めろ。死ぬのは俺一人で沢山だ。お前はもう帰れ」




悪友が頑なに断言する。





「帰らない。ここまで来たら死ぬも生きるもお前と一緒だ!」

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