表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アル中の歌  作者: 岩本翔
78/260

アルコール依存症78

「それじゃ、俺達もこの湖に食われる運命なのか?!」と行雄は喚いた。

行雄が恐怖に顔を引き攣らせ喚いた。





「おい、又横切ったぞ。や、奴らは本当に幽霊なのか?!」





悪友が冷静さを取り戻し言った。





「いや、人間だ。この人間達はこの湖に食われているのだ」





行雄が驚き震えたままに尋ねた。





「湖が人を食っているのか。自殺しているのではないのか?」




落ち着いた口調で悪友が答える。





「自殺なんかじゃない。この湖は人食い湖で、人が食われると、水の金属音を出すのだ」





「それじゃ、俺達もこの湖に食われる運命なのか?!」





悪友が物静かに答える。





「多分な。俺達は食われる為に呼ばれたのだ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ