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アル中の歌  作者: 岩本翔
60/260

アルコール依存症60

「マグナムではなぶりものにはならないからな。興ざめするだろう、奴らも」と行雄が言った。

傷が癒えて、車を修理してから二人は違う峠道を鹿を求めてひた走った。




監視されている感じは一切しない。





だがその分不気味だ。




とりえずは車の装甲を強化して、二人共戦闘服を纏い、登山ナイフを携える防備をした。




厳めしい顔をして行雄が言った。





「このヘルメットは仰々しのではないのか?」





運転している悪友が答える。





「いや、老人連合ならば、その気になれば狙撃用のライフルさえ調達可能だろう」





行雄が鼻を鳴らし言った。





「このヘルメットと戦闘服、ウインドガラスは防弾仕様なのか?」




悪友が答える。





「まあとりえずはそうだが、マグナムを持って来て発砲されたら堪ったものではないけどな」





行雄が引き攣ったように笑い言った。





「マグナムではなぶりものにはならないからな。興ざめするだろう、奴らも」

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