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アルコール依存症51
「婆さんからメールが入ったぞ!」と唐突に行雄が悪友に電話をして来た。
唐突に行雄が悪友に電話をして来た。
「婆さんからメールが入ったぞ!」
うろたえつつ悪友が尋ねた。
「どんな内容のメールだ?」
行雄が息を弾ませ答える。
「酒を飲まずに身体を治して、鹿を殺した山に来いという内容だ」
「何だ、それは、山に行って何をするんだ?」
「いや、そこまでは分からない。分からないが俺は婆さんの指示に従うつもりだ」
悪友が再度うろたえつつ言った。
「おい、頭から信じてもいいのか。逆に殺される可能性もあるのだぞ?」
「それはそうだが、俺は婆さんにどうしても会いたいのだ。だから悪いがお前も付き合ってくれないか」
一拍置いてから悪友が答えた。
「分かった。付き合うよ」




