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アル中の歌  作者: 岩本翔
51/260

アルコール依存症51

「婆さんからメールが入ったぞ!」と唐突に行雄が悪友に電話をして来た。

唐突に行雄が悪友に電話をして来た。





「婆さんからメールが入ったぞ!」





うろたえつつ悪友が尋ねた。





「どんな内容のメールだ?」





行雄が息を弾ませ答える。





「酒を飲まずに身体を治して、鹿を殺した山に来いという内容だ」





「何だ、それは、山に行って何をするんだ?」




「いや、そこまでは分からない。分からないが俺は婆さんの指示に従うつもりだ」





悪友が再度うろたえつつ言った。





「おい、頭から信じてもいいのか。逆に殺される可能性もあるのだぞ?」





「それはそうだが、俺は婆さんにどうしても会いたいのだ。だから悪いがお前も付き合ってくれないか」




一拍置いてから悪友が答えた。






「分かった。付き合うよ」

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