表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アル中の歌  作者: 岩本翔
49/260

アルコール依存症49

「絶対に婆さんはいた。だから俺は再度婆さんを探し当て、愛の告白をする」と行雄は決意表明した。

悪友が付け加える。





「婆さんが本当にこの病院にいるとするならば、お前はもう一度会って想いを告白をしたいだろう」





行雄が悪友を睨みつけ言った。





「お前は俺の見た婆さんが幻覚だとでも言いたいのか?」





跳ね付けるように悪友が答える。





「妄想幻覚の類いでも、お前にとっては掛け替えのない婆さんなのだから、徹底的に探し出すべきだと断固俺は思う」




生気のない眼で悪友を睨み据えたまま行雄が言った。





「絶対に婆さんはいた。だから俺は再度婆さんを探し当て、愛の告白をする」





ここぞとばかりに悪友がしきりに頷き答える。





「そうだな。道はそれしかあるまい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ