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アル中の歌  作者: 岩本翔
251/260

アルコール依存症251

「愚かしさの余り、身代わりを立てられずに、身代わりになって死ぬのが本来の死の意味なのですか?」と悪友が言った。

死刑囚が言った。





「しかし身代わりがそこら辺の砂利や石ころじゃ。人は感謝なんかしないよな。万物に魂宿ると言ったって、形状的に感謝するのは無理があるしな」




悪友が言った。






「それが人間の限界、人間存在の最も愚かな面じゃないか」




死刑囚が頷き答える。




「愚かしい故に目先の便利さを当たり前だと思い、やりたい放題身体壊して、挙げ句が身代わり死じゃ、やってられないな」





巫女が言った。





「そんな自由が呪術の流れからどんどん外れる原因と成し、身代わりになってくれるものさえ遠ざかる法則性なのです」





悪友が驚き言った。





「愚かしさの余り、身代わりを立てられずに、身代わりになって死ぬのが本来の死の意味なのですか?」





巫女が言った。





「そうですね」

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