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アル中の歌  作者: 岩本翔
247/260

アルコール依存症248

「そんなものでしょう。とにかく今現在進行している話しのみが選択の判断材料になるのですから」と巫女は言った。

死刑囚が言った。





「例えば俺達のどちらか一人が身代わりになって、その後生き残った方が自殺しても支障は無いのですかね?」





巫女が答える。





「そんな話しも別段呪いの流れを逸らす事にはなっていませんから、続けて下さい」





悪友が不審がる。





「でもそれはあくまでも話しの流れの中での話しであり、実際問題自殺するのは呪いを損なう問題ですよね?」





巫女が繰り返す。





「自殺するしないを度外視して、話しとしては、呪いの流れは逸れていませんから、続けて下さい」





死刑囚が頷き尋ねる。




「それはつまり実際問題自殺しようがしまいが、この話しに別段影響はなく、その分話しとしての呪いの流れを損なわないのならば、自殺するしないは大差なく、同じ意味合い、話すに及ばずと言う事ですか?」





巫女が答える。





「そんなものでしょう。とにかく今現在進行している話しのみが選択の判断材料になるのですから」

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