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アル中の歌  作者: 岩本翔
245/260

アルコール依存症245

「そうです。だからこそ私は舞い戻って来たのですから」と巫女は言った。

死刑囚が尋ねる。





「しかし、巫女に依ってもそれぞれ感性が違うだろうから、先生と大先生の感じ方は違うのではありませんか?」




巫女が答える。





「それは表層的な意味での日常的な人間感性の事柄であり、呪術の法則の中で感じる感性は多少の色合いの違いはあれ、巫女全体が同じであるでしょう。もっと端的に言えば呪術の法力は絶対無二なわけであり、巫女に変えられるものではないと言う事です」




悪友が質問する。





「でも大先生と先生とでは我々二人の選定の仕方は変わるのではありませんか?」





巫女が答える。





「それは多少の色合いの違いであり、呪術の法則の中では大同小異同じ選択肢となるでしょう」





悪友が嘆息し再度尋ねる。





「絶対にそうなるのですか?」





巫女が表情一つ変えずに答える。





「そうです。だからこそ私は舞い戻って来たのですから」

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