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アルコール依存症234
「ならばわしも舞い戻り協力するしかあるまいな…」と逃げた巫女が弟子に打ち明けた。
呆気なく赦免され唖然としている巫女が弟子に赦免された理由を尋ねる。
「一体どうなっているのじゃ?」
かしづくように弟子が答える。
「先生が姜として捕まらないので、倒れた死刑囚の連れの死刑囚が二人、身代わりになると買って出たそうです」
巫女が驚き再度尋ねる。
「それを大先生が受け入れたのか?」
弟子が頷き答える。
「そうです。先生を赦免して、連れ戻し、大先生は倒れた死刑囚を甦らせる為の呪い強化を図るつもりだとの事です」
巫女が一つ唸り声を上げてから尋ねる。
「それがわしの赦免条件なのか?」
弟子が答える。
「そう大先生はおっしゃっています」
巫女が答える。
「ならばわしも舞い戻り協力するしかあるまいな…」
弟子が畏まりつつ相槌を打ち答える。
「私もそう思います」




