アルコール依存症226
捜索隊の中にも逃亡した巫女のシンパはいて、そのシンパが巫女の弟子と情報交換、捜索を撹乱しており、それ故に一見すると万全に見える捜索自体に風穴が開いている状態が続いている。
捜索隊の中にも逃亡した巫女のシンパはいて、そのシンパが巫女の弟子と情報交換、捜索を撹乱しており、それ故に一見すると万全に見える捜索自体に風穴が開いている状態が続いている。
その捜索隊シンパと弟子が電話で生々しい情報交換をする。
シンパが言った。
「もうそろそろそのマンションにも捜索の手が伸びそうだから、先生を違うアジトに移動させた方が無難だろう」
弟子が答える。
「分かった。それでは次の内弟子の所に先生を送るから、東B区画の防備を手薄にしてから、手引きしてくれないか?」
シンパが電話を耳に充てつつ相槌を打ち答える。
「分かった。それでどうだ、先生の健康面に異常は無いか?」
弟子が答える。
「それは大丈夫だ、心配には及ばない。とにかく捜索隊の手に落ちたら先生の命は無いからな。そちらこそ、万全を期してぬかりなく頼むぞ」
シンパが再度相槌を打ち答える。
「こちらも万端滞りなく鋭意処理するから心配には及ばない」
「分かった。頼むぞ」




