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アル中の歌  作者: 岩本翔
201/260

アルコール依存症201

「いずれを選ぶにしても、お前が死刑になる事は婆さんを助ける事に繋がるのだから、後はお前の気持ち次第だろう」と悪友は助言した。」

「そ、そういう考え方もあるんだな。お前はどう思う?」と行雄が死刑囚の話しを聞いて、悪友に意見を求めた。





悪友が落ち着いた口調で答える。




「俺もそれは同じ立場だが、俺はお前との長年の付き合いを重んじて、お前の心がどちらかを選ぶのが最善だと思う」





病室の中に重く長い沈黙が訪れ、それを行雄の吃る喋り方が破った。





「し、死ぬ前に一目会いたいが、会ったら美しい思い出が崩れるのは嫌だし、お、俺は一体どうしたらいいのだろうか。さ、酒飲みてえや…」




悪友が助言する。





「いずれを選ぶにしても、お前が死刑になる事は婆さんを助ける事に繋がるのだから、後はお前の気持ち次第だろう」





行雄が答える。





「わ、分かった。もう少し考えてみるわ…」

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