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アル中の歌  作者: 岩本翔
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アルコール依存症20

「この点滴が終わったら、俺は死ぬ。その前に病院に連れて行ってくれ。頼む…」と行雄が悪友に懇願した。

鹿を食いながら、行雄がおもむろに言った。





「この点滴が終わったら、もう俺は死ぬのかな?」





悪友が眼を見開き驚いて尋ねる。





「点滴、おい、お前のアルコール脳みそは夢を見ているのか。お前は今鹿を食っているのだぞ。何寝ぼけて、戯言を言っているのだ?!」





行雄が鹿の肉を飲み込み立ち上がって言った。





「これでいいや。もう帰ろう。あのジジイに会って、俺の脳みそは酔っ払い状態の夢を見ているらしい。酔っ払って夢だか現実だか、見分けがつかないぞ」




悪友がかつを入れるように怒鳴る。





「しっかりとしろ。お前は重度のアル中で幻覚を見ているのだ。もう酒を止めるしか手は無いのだ。分かるか?!」





行雄が白目を剥いてよろめき、うずくまり言った。





「この点滴が終わったら、俺は死ぬ。その前に病院に連れて行ってくれ。頼む…」

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