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アル中の歌  作者: 岩本翔
188/260

アルコール依存症188

「み、脈絡などは無いが、婆さんは俺に会えないからこそ、又アルコールに溺れたと思うのだ」と行雄は言った。

行雄がしみじみと言った。




「ば、婆さんは昔アル中だったのだ。だからもしかするとそれが悪化して俺と同じように倒れている可能性があるんだ…」




悪友が驚きどう目して言った。





「お前何故それを早く言わなかったのだ?!」





行雄が再び眠気を覚ます為に眼を擦り答える。




「い、今思い出したのだ。婆さんは俺に常日頃酒は飲んでもいいが、そんなに飲んだら身体に毒だから控えろよと、優しく言っていたからな…」




行雄の話しを理解出来ず訝り死刑囚が尋ねる。




「でもそれが何故婆さんがアル中で倒れたという推測に繋がるのだ?」





行雄が再度半ベソをかきつつ泣き笑いの表情を浮かべて言った。




「み、脈絡などは無いが、婆さんは俺に会えないからこそ、又アルコールに溺れたと思うのだ」





しんみりとした雰囲気となり二人が沈黙したのを見て取り行雄が言った。





「さ、寂しいと人は酒を飲みたくなるのさ」

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