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アルコール依存症15
「構わん。本日わしは あんた方に宣戦布告しに来たのじゃ。降ろせ!」と老人が息巻いた。
行雄が小馬鹿にするように笑い言った。
「おいジジイ、お前一人の飼い鹿の為に老人連合が動くのかよ?」
老人が低い声で答える。
「老人連合は秘密結社だが、全国組織でもあり、この国の根幹を担う老人は全て加盟しているのだ。これを教えたからには、あんた方には死んで貰うしか無いわけじゃ。少しづつなぶりものにしてから、わしの鹿と同じ運命を辿って貰う。覚悟しておけ」
行雄が頓狂な声を出して引き続き小馬鹿にするように笑い言った。
「おい、ジジイ、物騒な事を言っていると、ここで降りて貰うぞ。それでもいいのか?」
老人が息巻いた。
「構わん。本日わしは あんた方に宣戦布告しに来たのじゃ。降ろせ!」
戸惑い悪友が行雄に尋ねた。
「どうするのだ。降ろすのか?」
行雄が再び頓狂な声を上げてから答える。
「宣戦布告受けて立とうではないか。降ろしてやれよ」
悪友が答える。
「分かった」




