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アル中の歌  作者: 岩本翔
145/260

アルコール依存症145

「老人連合の存在は何処で知ったのだ?」と悪友は尋ねた。

悪友が核心部分を尋ねる。





「あんたは死に場所を求めて霧が立ち込める山中をさ迷い、湖に入水したわけだな?」





涙を拭い死刑囚が答える。





「そうだ…」




悪友が眼を細め尋ねる。





「ここは湖の底なのか、海の底なのか、どちらなのだ?」





気を取り直し死刑囚が答える。





「その質問は何度もされたが、俺は多分海の底じゃないかと答えている」





「何故多分なのだ?」





死刑囚がおもねるように答える。





「確信が無いからだ」




悪友が質問を繰り返す。





「老人連合の存在は何処で知ったのだ?」





「ここに来て知った」




悪友が死刑囚を睨みつけ質問する。





「誰から聞いたのだ?」




「色々な奴からさ」





悪友が睨みつけたまま尋ねる。





「つまり噂を聞いたわけだな?」





「そうだ」

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