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アル中の歌  作者: 岩本翔
143/260

アルコール依存症143

「あんたは何処の何者で、どうやってここに連れて来られたかを具体的に教えてくれ」と悪友は死刑囚に尋ねた。

悪友が死刑囚に向かって言った。





「ここはあんたの提案した通りになったわけだが、他の脱獄方法を模索する意味でも、あんたにはまだまだ尋ねたい事柄が沢山あるわけだ。答えてくれるか?」





死刑囚が行雄を横目で見遣りながら頷き答える。





「俺の知っている範囲内の事は何でも答えるから、何でもどしどし尋ねてくれ」





悪友が息をつく間を置いてから尋ねる。





「再度尋ねるが、老人連合はこの水中都市で一体何をしようとしているのか、その真相を知っている限り詳細に教えてくれないか?」





死刑囚が相槌を打ち答える。





「これは最前俺が言った事柄を踏襲するのだが、老人連合は明らかに人間存在に於ける死生観の事を研究しており、それに革命的概念を盛り込もうとしている事は間違いない事実だと思う」





悪友が瞬きをして頷き改めて尋ねる。





「あんたは何処の何者で、どうやってここに連れて来られたかを具体的に教えてくれ」

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