表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アル中の歌  作者: 岩本翔
141/260

アルコール依存症141

「でもその方法はリスクが高すぎるのではないのか?」と死刑囚が異議を唱えた。

悪友が渋面を作り言った。




「しかし、流行り病と言ったって、そんなに簡単になれるものではないだろう。俺はそう思うが?」




行雄が震える手を挙げて合図するような仕草をした後言った。





「絶食して、歯を磨いたりせず、うがいや手洗いをしなければなるさ」




悪友が渋面を崩さずに反論を重ねる。





「それはそうだが、雑菌を取り入れて肺炎を引き起こしたら、脱獄どころかそれこそ全員命取りに成りかねないぞ?」




行雄が言い放つ。





「死ぬも生きるもどうせ一か八かの賭けならば、やるしか無いではないか」





悪友が唇を固く結び恭しく頷いた後言った。




「そうだな。いずれにしろ全て一か八かの賭けならば、やるしか道は無いか…」





行雄が頷き答える。





「そうだな」





その結論に対して死刑囚が異議を唱えた。





「でもその方法はリスクが高すぎるのではないのか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ