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アル中の歌  作者: 岩本翔
140/260

アルコール依存症140

「流行り病にかかりれば放置は出来ないだろう、違うか?」と行雄が提案した。

死刑囚が言った。





「その脱獄方法は面白い発案だと思うが、この檻から出ない限りは下水道に辿り着けないではないか?」




悪友が頷き言った。





「そうだな。通常の留置場だと、検察官調べの為に送検移動したり、部屋を替えての刑事取り調べが有るが、この留置場は一切動けないから、下水道に辿り着けない道理か…」




ここで再度行雄が言葉を差し挟んだ。





「俺ではなく、誰かが急病になり、病院搬送されれば、それがきっかけになるのではないか?」




悪友が反論する。





「しかしお前のアル中の禁断症状も重い病気なのに放置だからな。例えば他の人間が急病にかかり倒れたとしても同じように放置されるのが落ちだろう」





行雄が首を振り言った。





「流行り病にかかりれば放置は出来ないだろう、違うか?」

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