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アル中の歌  作者: 岩本翔
139/260

アルコール依存症139

「下水道はそのまま水中都市の外側にも通じているのならば、そこに突破口が隠されているのではないか…」と行雄は狂人の様相で白目を剥きながら言った。

行雄が狂人よろしく白目を剥き涎を垂らしながら言った。





「水中都市にも水道はある筈で、水は何処にでも繋がっている筈」




悪友が尋ねる。





「お前完全には狂っていないのか。それはどんな意味があるんだ?」




悪友の問い掛けに対して、行雄が肯定とも否定ともつかない様相で白目を剥いたまま苦笑いしてから言った。





「水道は飲料水もあれば、地下水と言うか下水道もあるのではないのか…」





悪友がしきりに頷き答える。





「成る程。この監獄にも下水道は有って、そこに潜り込み脱獄を果たせと言っているのか?」





頷きせもぜに、行雄が素っ気なく言った。





「下水道はそのまま水中都市の外側にも通じているのならば、そこに突破口が隠されているのではないか…」





悪友が恭しく頷き答える。





「成る程。それは試してみる価値は有りだな」

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